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天満敦子とクミコ [音楽]

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「望郷のバラード」 クラシックとしては 異例の 長期セールスだ
天満敦子の代名詞となる名曲でもある 
ルーマニアの作曲家チプリアン・ポルムベスクの遺作であるこの曲は 彼女だからこそ托された
私は 彼女の奏でるヴァイオリンから いつも希望を与えられている
技法を超越した 何かがある 小林亜星さんは 熱狂的な彼女のファンであり 次のようにコメントしている 「私は天満さんの演奏を聞く度に メロディーに生命を与えることのできる 真の天才を見る気がします 天満さんこそ私の思う“ロマンティック”な音楽を表現してくれる人なのです」 じつに的確な評だと思う

何回か 彼女の演奏会に足を運んでいるが 今でも強烈な印象として 残っているのは
ピアノトリオだ 友人でもある ミハイル・カンデインスキーとのバトルとも言える演奏で 演目は
「メンデルスゾーン ピアノトリオ第1番ニ短調作品49番」と「チャイコフスキー ピアノトリオイ短調作品50番」だった ちなみに チェロはクリストフ・ボー氏で 火花が散るような 三人の演奏... その凄さ故に 唖然とした記憶が残っている 
その前年 彼女は所属事務所のごたごたがあり かなり ナーヴァスになっているのではないかと心配したが その様なことを 全く感じさせない迫力だった 終演後のサイン会ではいつもの笑顔で 握手してくれた

いつも感ずることだが こじつけではなく 彼女とクミコには共通する 感性がある 楽器演奏と歌唱との違いはあるが それは 慈しみである
二人とも 人の喜び 悲しみを 音楽により昇華させることの出来る アーティストであり 閉塞感に満ちた 今の日本社会に 絶対に必要な 芸術家でもある
出来うることなら 天満敦子のヴァイオリンでクミコを聴いてみたい 

ちなみに 天満敦子が 驚嘆した 技法の持ち主 ミハイル・カンデインスキーhttp://www.k4.dion.ne.jp/~mikhail/ と巡り会った幸いも 私の財産の一つである 


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