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「鍋割山」でうどんを食らう ... [自然]

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ずっと晴天が続く。
半ばには雨の予報だが、週末は晴れらしい。

先週末、愛車で東名高速を進んだ。
目的地は十里木高原。
越前岳を登ろうと決めていた。
何回も登ったがいつも山神社からの周回だった。
今回は富士山の写真を撮りたいと初めて十里木から登ることにしていた。
ところが、大井松田インター近くになると、渋滞が始まった。
カーナビが示す渋滞の長さは7キロと出ている。
高速道路の渋滞は、ずっと停車しているわけではないので我慢すればボチボチとは進む。
しかし、それも我慢できない性分だから困る。
短気を起こして大井松田で東名高速を降りてしまった。
どこへ行くか思案する。
246を左へ曲がれば「丹沢湖」。
すっかりご無沙汰の「檜洞」でも登ってみるか。
それともいつもの「寄」か。
結局右へ曲がり「寄」へ。
駐車場の混雑はなく、すんなりと愛車を停車する。
一服しながら左右を見渡した。
西側は「シダンゴ山」方面。
東側は「鍋割山」方面。
同じ低山でも鍋割山コースはかなりきつい。
毎週の登山で脚には自信がある。
結局きつい方を選択した。
斜度のある舗装された農道を上って行く。
数名の登山者が先行していた。
早い息を吐きながら、登山道入り口に到着した。
手の行き届いたお茶畑が美しい。
視線を下に向けると寄の家並みが箱庭のように綺麗だった。

獣除けの鉄扉を開き登山道を進む。
「櫟山」で先行者に追いついた。
休憩せずに先を進む。
次のピークの「栗ノ木洞」までは15分。
ここまでは良いのだが、ここから「後沢乗越」まで大きく下りが始まる。
帰りの登り返しを考えると気が消沈する。
「後沢乗越」から「鍋割山」山頂まで、これでもかとの登りの連続だ。
休まず進んだ報いがここで現れた。
前へ進む気分ではなくなった。
登りの入り口で、とうとうザックを下ろし休憩をとる。
腹も空いてきた。ここまで水と電気タバコ以外に口に入れたものがない。
10分ほどの休憩後、意を決して登り始める。
行けども行けども登りの連続だ。
「県民の森」からの登山者が数多く列を作る。
荒い息を吐きながら山頂に到着する。
山頂は先日の大山のような人の数だ。
腹が減った。
なんどもここまで歩いてきたが名物の「鍋焼きうどん」を食べたことがなかった。
注文客の列に並ぶ。
一杯1500円也のそれを注文した。
周辺を見渡すと多くの登山者がうどんをすすっている。
富士山の見える最良の草むらに腰を下ろし、鍋を手にした。
冷えた身体に熱いうどんが有り難い。
ただ、長ネギが半生で気持ちが悪くなった。
それもあって、用意してきたドリップコーヒーは止めにした。

さぁこれから来た道を戻る。
あの登り返しが始まるのかと考えると気分が落ち込むが進むしかない。
早足で下り始めるが、中年男性二人組がかなりの速度で横切って行く。
大したものだと感嘆した。
上には上があるものだ。
それでもイーブンペースで走り下った。
いよいよ登り返しに辿り着く。
先ほどの二人が上に見える。
這々の体でピークに到着する。
核心部はこれで終わりだ。
あとはいつもの通り、駐車場まで走れば良いだけだ。
時計の針は2時を指している。自分の見立てたタイムを一時間もオーバーしてしまった。
しばらく進むと、先行していた二人が休憩している。
「速いですね」と声を掛けると「おたくも相当に凄い」と褒められる。
もう少しで、林道だ。
これを横切れば、登山口までもう少し。
途中、先行の青年と話しながら走った。
駐車場に到着する。
バス利用の青年にコーヒーをご馳走した。
毎週、自分と同じように、山を登っていると言っていた。
さぁ帰ろう。時計は3時ちょっと前。
スマホで「ヤマップ」を参照するとピストンに要した時間は5時間30分。
予定より少しだけ超過したが、出来としては上々だった。
それにしても、速度違反の二人はとうとう下りてこなかった。

「今日の歌」
緑にぬれている山
紅く燃えてる山
白い眠りにつく山
いろんな色に
姿を変えて生命はめぐる
街から遠く
そんな風に見えた

いろんな顔を見せてよ
まだ見ぬ俺の
たやすく決めつけないさ
自分のことを
めぐる生命の音が聞こえる
そいつに乗れば
素敵なことだろう

「山辺に向いて」から引用
作詞 岡林信康
作曲 岡林信康
歌唱 岡林信康

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赤い世界でクミコを ... [自然]

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今日も秋晴れ。爽やかな一日だった。
昼休みにベランダでダックスと日向ぼっこ。
強めの風にダックスの耳がゆらゆら動く。

昨日は大山寺の紅葉見物に出掛けてきた。
早朝の5時に目覚める。
それなのに、電車に乗ったのは7時。
前日の準備を怠った報いだ。
あれ、今日は祭日じゃなかったのかと錯覚するほど車内は混んでいる。
殆どの人が通勤客のようで、遊び支度が後ろめたい気持ちになった。

伊勢原駅に到着し、大山行きのバスに乗り込む。
思ったほどの混雑はなく最後尾に座った。
終点に近い駐車場は既に満杯。
終点のバスロータリーに近づく頃には参道へ向かう人の列が見えた。
バスを降りて一服しているともう直通バスが向かってくる。
まるで正月みたいだ。

列に加わり土産物屋が並ぶ参道を進む。
入り口から大山ケーブル駅までは階段が続くので息づかいが荒くなる。
何人もの観光客が立ち休みをしていた。
とくに年配者にはきついのだろう。
ケーブル駅には長い人の列が出来ていた。
紅葉のこの時期は、ライトアップもされるので20時までケーブルカーは動いている。
ケーブル客を横目に歩を進めた。
男坂・女坂の分岐に到着する。
この場所にある「追分社 八意思兼神社」で身支度を整える。
ちなみに「やごころおもいかねじんじゃ」と読むようだ。
今日の目的は「大山寺」の紅葉なので、迷わず女坂を進む。
春には「ミツマタ」が咲き誇る参道を赤い前掛けの地蔵が迎えてくれる。
「前不動」と「龍神堂」に到着した。
建物を覆おうような見事な赤が目に染み入る。
手を合わせしばらく進むと目的地の「大山寺」が見えてきた。
既に多くの観光客でスマホを向ける余地もないほどだ。
長い石段を両端から紅葉が覆い被さる。
静寂の中でこれを見てみたい。もっとも誰しもが思うことだろう。
しばらくここで時間を過ごし、下社へと向かう。
女坂の核心部だ。
男坂との合流まで、きついガレ場を進む。
毎週の山歩きが幸いし、一気に合流部に到着する。

下社での人出は本当に正月のそれだった。
長い参拝の列に並ぶ。
さてこれからどうしようか。
山頂へもと考えたがあまりの人出に登る気が失せた。
小洒落た喫茶店「石尊」でコーヒーでもと暖簾を潜る。
予約表に並ぶ客のなんと多いこと。30人待ちみたいだ。
境内に戻ると海に向かい記念撮影をする人たちが扇の如く広がっていた。
カメラやスマホを渡され、シャッター依頼を随分と受けた。
確かに目の前の紅葉と江の島が浮かぶ相模湾のコントラストは
言葉に出来ないドラマだった

階段を足早に下り、分岐近くの広場で休息する。
杉の古木にサックを下ろし、早めの昼食。
周囲には数名の休憩者しかいない。
スマホに録り溜めた音楽を流す。
握り飯を頬張りながらクミコを聴く。
もっとも「百万本のバラ」を流すわけにも行かない。
森の中でひっそりと流れる「車輪」「こころ」...
まぁ至福の時間だ。
握り飯と卵焼き。
どんな高価な料理であろうともこの瞬間には敵わないだろう。
馬鹿みたいに悦に入る。
離れて座っていたご婦人が「あらクミコじゃない」
「男の人も聴くのねぇ 素敵」だって...
山頂を省いたので帰宅は正午前だった。

「今日の歌」
見果てぬ夢を 数えたままで
そよ風 揺れたら
梢から 旅立つの
また会えたら そのときはもう
抱きしめてはなさずに いてほしい

青空
過ごした時間の長さじゃ はかれぬ仕合わせ
青空
あなたに出会えて ほんとによかった

青空
いつでもここから あなたを見てる

「わたしは青空」から引用
作詞 覚和歌子
作曲 三木たかし
歌唱 クミコ








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修理屋さん ... [徒然]

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薄曇りの空。気温は適度。
週末は雨模様らしい。

昨晩はNHKBSで「京都人の密かな愉しみ」の再放送を観た。
見事なまでに美しい京都の秋を映し出した。
美しい風景と若者達のストーリーが絶妙に調和している。
まるで、自分がその中にいるような錯覚さえ覚える。
亡くなった江波杏子さんの死までがドラマの日常に、
自然と溶け込んでいるのだから恐れ入る。
倒れてしまった石橋蓮司さん演ずる植木屋の親方はこの先はどうなるのだろうか。
コロナ禍の影響か続編がなかなか放映されない。
数少ない待ち焦がれている秀逸なテレビドラマだ。
初めの頃の挿入歌は武田カオリさんが歌う「京都慕情」だった。
優しく静かな武田さんの歌唱に京都への憧れを強くしたものだ。
今は、JUONさんが歌う「北山杉」に替わっている。
「北山杉」はフォークソング全盛の頃、「梅まつり」というグループが歌った
かくれた名曲でもある。
この曲を選曲した番組制作者のセンスが素晴らしいと思う。
そしてJames Taylorの名曲中の名曲「Handy Man」。
なんというセンスなのだろう。
映像も演技も然る事ながら流れる音楽が本当に一流だ。
恥ずかしながらいつもこのドラマのエンディングで何故か涙が流れてしまう。
心を平常に戻してくれるからかもしれない。

「今日の歌」
Hey girls,gather round
Listen to what i'm putting down
Hey babe, i'm your handy man

I'm not the kind to use a pencil or rule
I`m handy with love and i'm no fool
I fix broken hearts,i know that i truly can

Come,come,com,come,come.come,come on
Yeah,yeah,yeah
Come,come,com,come,come,come
Oh now,they'll come runnin'to me

Come,come,come.come,come,come
I'm your handy man
Yeah,yeah,yeah

「Handy Man」より引用
作詞 Otis Blackwell,Jimmy Jones
作曲 Otis Blackwell
歌唱 James Taylor

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初見参で ... [自然]

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あぁよく寝た。
久しぶりに熟睡できた。
ベランダへ出ると今日も秋晴れ。
今日も一日無事であるようにと富士山に挨拶。

行楽の秋。渋滞を覚悟で自宅を出発。
昨日の土曜日。乾徳山を目指して愛車を走らせた。
海老名から圏央道を走る。
案の定、相模原インター手前から大渋滞が始まった。
カーナビの示す、赤いラインが中央高速まで繋がる。
覚悟はしていたが、こりゃ駄目だと諦め、下道に降りた。
予定変更で、陣馬山からの縦走に切り替える。
ところが、下道ルートも真っ赤かだ。
棚に上げては言えないが、コロナが収まるとどうしてこうも人は出たがるのか。
どうしようもなければ、引き返せば良いと、相模湖駅を目指した。
とりあえず、止まり止まりで車は進む。
バス停の名に興味が湧いた。
「石老山入り口」。
地元では有名な山だが、自分は登ったことがない。
気にはなったが、それを素通りした。
しばらく走ると、旧「相模湖ピクニックランド」が現れる。
フムッと考えが頭を過る。
このまま進んでも、渋滞は続くし、陣馬山方面もハイカーで一杯だろう。
帰りの渋滞を想像すると気分が滅入った。
愛車をUターンさせて、旧「相模湖ピクニックランド」に滑り込む。
駐車料金は一日1000円也。
出入り口付近にある広大な駐車スペースは殆どガラガラ。

身支度を済ませ、「石老山」を目指す。
「石老山入り口」バス停から案内板を頼りに勾配のあるアスファルトを進んだ。
「相模湖病院」の裏手駐車場から登山道があるらしい。
しばらく不明瞭な細道を辿ると「顕鏡寺」に着いた。
香しい匂いが漂う。山門の前には夥しい数の銀杏が落ちていた。
菩提寺の「遊行寺」は、銀杏を拾う人で賑わうのに、ここでは珍しいことでもないのだろう。
「顕鏡寺」※https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/camera/report/1011147/1011175.html
より引用
大正から昭和にかけて活躍した歌人・柳原白蓮(やなぎわらびゃくれん)が眠る石老山顕鏡寺(緑区寸沢嵐)を訪れました。
石老山の登山道の中腹に佇むこのお寺は、平安時代の貞観18年(876年)、源海法師によって創建されたといわれる真言宗の古刹(こさつ)。境内には、岩窟をはじめ、樹齢数百年ともいわれる根が巨大なヘビのように露出していることから蛇木杉(じゃぼくすぎ)と呼ばれる杉、かながわ名木100選にも選ばれた大イチョウなどの古木もあり、神秘的な雰囲気がします。
夫が相模湖周遊をした際に石老山に登ったことをきっかけに、白蓮もこの地を訪れ、相模湖や丹沢の山々など自然あふれる景色にとても感動し、この地に住み始めたそうです。白蓮は家族を大切にしながら、執筆などを続け短歌の普及に力を入れたといいます。その生き方は、同じ女性として共感する人も多いと思います。今は、長年愛した石老山の墓所に最愛なる家族と静かに眠っています。
春には新緑が美しく、秋には紅葉、石老山では美しい景色を楽しめます。山頂では相模湖や丹沢の山々を一望できます。
遠き昔に思いを馳せながら。白蓮も見たであろう石老山の美しい景色がそこにはあります。

ところが、「顕鏡寺」からの本ルートは、2019年の台風19号で大規模崩落し、今も通行止め。
周囲を見渡しても、迂回できそうなルートは不明。
もう1個所、通行止めの看板を見つけたが、先には進めそう。
しかし、こうなりゃバリエーションで登るしかないと、適当な斜面に張り付いた。
掴もうとする枝の殆どが枯れ枝で役に立たない。土も岩もすぐに崩れる。
もうクライミング状態だ。斜度は60度前後だろうか。
足を踏ん張り、少しずつ登るのだが、柔らかい斜面はたちまち崩れる。
ピッケル代わりにトレッキングポールを突き刺し懸命に登った。
落ちれば怪我だ。
40mぐらいの急斜面を登り切り、本来の登山道に合流できた。
見つかれば、大目玉を食らうであろう蛮行であったが、楽しかった。

木段やガレ場を進むと、奇岩が現れ出す。
その殆どに由緒の説明板が立っている。
朱色の奥の院?には、可愛いお猿さん?が祀られていた。

途中大きな崩落で登山道が断ち切られていたが足早にそれを跨ぐ。
危険区域はここで終わり、山頂まで九十九折りを登る。
山頂に到着。ここまで約一時間。
クライミングもどきがなかったら、恐らく50分ぐらいの道中だっただろうか。

山頂には10人ぐらいの先行者が休憩していた。
眺望は乏しく、木立の合間に、富士山と丹沢山系が見えていた。
数枚の写真を撮影し、早めの昼食をとることに。
ここで、掛けていたはずのサングラスがないことに気付く。
登頂までは掛けていたのは確かなので、山頂で落としたか外したかである。
何回も往復し探したがどこにもない。
あぁ本日の遺失物はカルピスソーダにサングラスか ...
諦めて食事する。
貴重な一本だけの水を少し流し込む。あぁ美味い。
これと云って眺める景色もないからと下山支度にとりかかる。
ザックを背負い、最後にもう一度探してみようと、山頂までの狭い地面に目をこらした。
山頂標識付近をうろうろしていると4名の女性グループに写真撮影を頼まれた。
スマホを渡されたとき側のテーブルに何かある。
なんと我がサングラス。
声を掛けられなければ見過ごしていた。
撮影の礼を言われたが礼を言うのはこちらの方だ。
あぁ良かったと疲れが飛んだ。

来た道の本来は通行止めだ。
もうマナー違反は止めておこうとみんなが登ってくる推奨ルートで帰ることにした。
これで、周回したことになるし。
展望台下の分岐案内板には、下ろうと考えていた道の案内がない。
どうもこのルートも崩落で通行止めなのかもしれない。
しかし、結局この道を降りることにした。
急勾配の荒れた道だったが、危険はないようだった。
不明瞭の個所もピンクテープのお陰で不安は少ない。
ただ中盤以降は岩のガレ場になるから馴れていない人には危険がある。

薄暗い登山道が終わりキャンプ場に着いた。
小さなバンガローがあちこちに点在していた。
夏には大勢のキャンプ客で賑わうのだろう。
舗装された林道をしばらく進むと信号が見えてきた。
なんと、旧「ピクニックランド」の真ん前ではないか。
なんだか、ズーンと疲れが出た気分だった。
帰宅すると相棒のK君からLINEが。
故あって独身の彼はこの日彼女と武甲山に登ったらしい。
秩父の名山であるが自分は登る気がしない山だ。
以前秩父の芝桜公園を訪れたときこの山が見えた。
身を削られた山肌が痛々しかった。
神奈川県にもこんな山がいくつかある。
日本経済のために犠牲になってしまった山。
実際、初めて武甲山を眺めたとき思わず涙が落ちたことを記憶している。

「今日の歌」
生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに
胸をよぎる 愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅で めぐり会えた奇跡は
どんな宝石よりも たいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も
そんな時そばにいて 寄り添うあなたの影
二人で歌えば 懐かしくよみがえる
ふるさとの夕焼けの 優しいあのぬくもり

「いのちの歌」より引用
作詞 Miyabi(竹内まりや)
作曲 松村崇継
歌唱 竹内まりや



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人生を語らず ... [徒然]

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浅い眠りで早朝に目覚める。
日の出までにはあと少し。
ベランダに出ると富士山が美しくそびえ立っている。
雪に覆われた円錐形の山。
ため息がこぼれるほどの美しさだ。
そんな山が我が家から見える贅沢。
しばらくすると日が昇り始め、白い雪がオレンジ色に染まりだした。
泣き言を呟いては罰が当たりそうな光景だ。

歩くことの出来ないダックスの筋力が落ち始めている。
尻周りの肉がそげてきたようで、オムツが後にずれてくる。
獣医から指導を受けたストレッチは欠かさず、毎日やってはいるのだが、
効果は未だに表れない。
猫状態で一日中、眠っている。
もうそれでも良い。
痛がらず生きていてくれさえすればそれで良い。
動こうが動くまいが我が愛犬に変わりはないのだから。

気分が滅入る情報ばかりが耳目に入る。
それこそ他人事として捉えれば気分は軽いのに、性格がそうさせてくれない。
自分とは無関係なことでさえ、何かにつけ心に引きずる。
因果な性分で困る。
こんなだから今日までの人生で、喜びよりも怒りと悲しみの数が多いかも知れない。
変わり者だから人との付き合いも少ない。いや、避けることのほうが多い。
積極的に交わるものと言えば、動物と音楽と自然だけか。
夢としての憧れは、深い山の中で愛犬と音楽だけで生きてみたい。
そうだなぁどこが良いだろう。
岩手の山奥も良いなぁ。南アルプスの玄関である伊那の集落も良いなぁ。
伊豆の竹林の奥も良いなぁ ...
などと夢想する。
流れる音楽は何が良いかなぁ。
クラッシックは誰しも定番だろうな。
カントリーも良い。エミルーハリスなんてどうだろう。
伊豆の山中で石川さゆりの「天城越え」なんてどうだろうか。落ち込んじゃうかなぁ。
絶対外せないのは、拓郎、真梨子さん、クミコ。
その時の心情で、代わる代わるだ。
拓郎だったら「元気です」と「人生を語らず」。真梨子さんだったら「ありがとう」と
「あなたの横顔」。
でも、今だったらクミコの「こころ」と「私は青空」そして「車輪」。
この三人は自分の心。生きる糧。
愛するものが多い分だけ、人は幸せになれるのだろうか。

「今日の歌」
君は言葉を選んで
とても言いにくそう
ぼくを傷つけないないように
斜め横を見てた

こんな風に理性を
制御できるって
褒めてほしかった
ぼくたちは大人だと

チューリップの球根から
根があんなにでてる
フラスコ越し 陽がキラキラ
綺麗ねと君が言う

あんな愛注いでも
日々は枯れてった
それは君のせいじゃなく
ぼくのわがまま

「チューリップ」から引用
作詞 松本隆
作曲 JY Choi
歌唱 クミコ





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負けないで ... [徒然]

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予報通りの強い雨が落ちてきた。
窓の外は夕方のように暗い。
何となく気分も低くなる。
やはり、秋は抜ける空が良い。

昨日は胃の内視鏡検査。
今朝はいつもの定期検診。
二日続けての通院に身体も気分も下がり気味だ。
病に関わる施設は生気が抜かれる思いがするので苦手だ。
ただし、漂うアルコール臭は好きだった。
母方の祖父が医者だったからかも知れない。
でも、今時、そんな匂いのする医療施設も少なくなった。

ネット記事で藤井輝明さんを知った。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6409254
63三歳の若さで亡くなった医学者だ。
顔の右半分が海綿状血管腫で、紫色の大きなコブがあったという。
大学卒業後、その容姿から就職も決まらず、「バケモノ」と蔑まされたことも
あったらしい。
自分には想像することの出来ない差別と苦痛に苛まれたことだろう。
しかし、この人は凄い。
反骨を武器に、医学博士にまで登り詰めた。
そして、容姿のハンディを抱える人々の支援に人生を賭し、
2000を超える学校で講演をしてきた。
「藤井さんは岐阜市内にアパートを借りて暮らしていました。5月4日深夜、大学近くの用水路で倒れていたのが発見されました。死因は急性心不全。自転車を運転中に誤って転落して心不全となったのか、心不全になって水路に転落したのかは不明です」。
勤務する大学事務局の発表だった。
辛い時間が長い人生だったと思う。
生き物にとって、容姿も性格も千差万別。
美しく生まれた者も醜く生まれた者も受け入れるのが理想の世界。
でも、それはあくまでも理想としての話。
この世から消えない現実。
虫だって美しく生まれたいはずだ。
ゴキブリだってカブトムシやクワガタに産まれたかったはずだ。

藤井さんはいつも笑顔を絶やさなかったそうだ。
友人の言葉がある。
「いつもニコニコ笑っている。しかし、あるとき、藤井さんが『友人のYさんが、アザのことで僕のことをバカにしている』と怒ったことがあった。ああ、藤井さんも普通の人なんだと思いました。笑顔は、彼なりのカモフラージュだったのかもしれない。『笑顔で生きると決めたんだ』と僕に言ってくれたことがありました」。

あまりにも理解出来てしまうことが悲しい。

今、LGBTを受け入れる社会にと国もメディアも推進している。
今回の衆議院議員選挙においても公約の一つになっていた。
しかし実態はどうだろうか。
世界的な流れだから何となくというのが本音だろう。
与野党問わず反LGBTの議員が相当数いることは明白な事実だ。
子供、大人の社会を問わず差別意識が蔓延している。
それが、悲しい死へと繋がる。
落とさなくてもよかった命がいくつあったことだろう。
静かで優しい命であったことは容易に想像できる。
日曜日のNHKBS「山女日記3」はLGBTに苦しむ二人の女性の話だった。
本当に息苦しい時代になってしまった。
藤井さんの場合は容貌からの偏見と差別だったが、その芯はLGBT差別と同様だと思う。
63歳の短い人生だったが、誇らしい立派な生涯だった。
記者と同様心から尊敬したい。                        合掌


「今日の歌」
何が起きたって へっちゃらな顔して
どうにかなるさと おどけてみせるの
「今宵は私と一緒に踊りましょ」
今も そんなあなたが好きよ 忘れないで

負けないで ほらそこに
ゴールは近づいてる
どんなに 離れてても
心は そばにいるわ
感じてね 見つめる瞳

負けないで もう少し
最後まで 走り抜けて
どんなに 離れてても
心は そばにいるわ
追いかけて 遙かな夢を

「負けないで」から引用
作詞 坂井泉水
作曲 織田哲郎
歌唱 ZARD

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大好きな犬たちへ ... [自然]

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寒い朝だった。
いよいよ、冬が近づくのか。
朝一番で検診があった。
胃の内視鏡検査もしてきた。
本当に病院は苦手だ。
この秋初めての山用フリースを羽織る。
どうせ古物の身体だ。あちこちにがたが生じているはずだ。
検査結果は2週間後に届くらしい。
午後になると気温は上がり、Tシャツ一枚になってしまった。

昨日の日曜日は、今日の検診を控えていたので止めようと考えていた。
でも、ほぼ毎週の山登りが麻薬のように染みついている。
それはもう脅迫にも似たものだ。
どこでも良いから登りたい。
そんなわけで相も変わらず大山へ行ってきた。
電車とバスを乗り継げば、渋滞の心配もない。
第一、目標とする14時には帰宅できる。

先週のヤビツ峠経由は止めにして、正道の大山寺経由とした。
男坂、女坂とコースは分かれるが、どちらも自分は大の苦手としている。
大山寺の紅葉は素晴らしい。
カレンダーなどでも度々取り上げられる。
しかし、景色は先週と変わらず。
まだまだ、色とりどりの葉っぱには早すぎた。
今月末辺りが適当なのだろう。
下社までの急登を順調に熟す。
男坂との合流地点に着いたところでタオルがないことに気付く。
このタオルは特殊繊維でかなり高額だった。
慌てて階段を下り降りる。
間を置かずハイカーが登ってきた。
若い女性の二人組にタオルの発見を尋ねた。
「ああ、ブルーのタオルですね。ありましたよ。」
「どの辺りにあった?」
「かなり下ですよ。」
礼を言って、更に下る。
しかし、一向に姿を見せない。
こんどは、青年に尋ねる。
「もっと下でしたよ。」
もう既に半分以上を降りている。
体中から汗がにじみ出ていた。
あった!
なんと、登り口ではないか ...
女坂とはいえ、再びの登りにウンザリする。
しかし、下社に参らない訳にも行かず、再び登り直したのである。

下社に着くと既に、観光客とハイカーで境内は満杯だった。
ケーブルカーも次々と人を吐き出していた。
登ろうか登るまいかと思案する。
本登山道は人の並が予想される。
散々迷った挙げ句、「かごや道」と言う名の脇道を選ぶ。
鶴巻温泉駅や蓑毛バス停からの登山道と合流できる。
この道を歩くのは5年以上も前のことだった。
入り口もとうの昔に忘れていた。
ケーブルカー駅で年配の駅員に教えてもらいやっとスタート地点に到着する。
なんと、本登山道入り口を横切れば良かっただけだった。
はやく尋ねていれば良かったものを。
ここで、30分を費やしてしまった。

案の定人っ子一人いない静かな道。
谷から吹き上げる涼やかな風が心地良い。
ここでも紅葉した木などほんの少しだけ。
遠くから、本登山道を上る人の声が聞こえる。
みんなお尻を見上げながら歩いているのだろうか。

合流地点に到着したが、人の姿は見えず。
良かったこの道を選んでと一息つく。
ここからは核心の登りが始まる。
大山はどこから登っても急登を避けられない難儀な低山だ。
荒い息を吐きながら、本登山道との合流地点に辿り着いた。
ここから山頂までまだしばらくガレた登りが続く。
さて、この辺りからやけに犬の姿が現れだした。
ムッとする。自分は犬連れが嫌いだ。
犬の身体に良いわけがない。虐待だと思っている。
使役犬である猟犬たちとは全く違う。
犬種によっては足腰を痛める。
ましてや大山の場合、道中の殆どが岩のガレ場である。
飼い主の自己満足と優越感しか感じられない。
犬はオモチャではないのだから。
同じ県内の人気低山である金時山ではあまりこの光景を見受けない。
登る人のほとんどが登山と認識しているからだろうか。

山頂も正月同様の賑わい。
コンビニで調達したサンドイッチを頬張り15分ほどで下山。
帰りも「かごや道」を下りてきた。
鹿君が見送ってくれた。
タオル紛失や道迷いで帰宅したのは14時半。
この日のトレックは気分爽快とはいかなかった。
今週末はどうしようか。
願わくば早く工事が終われ東名高速。

「今日の歌」
あなたの悲しそうな視線の先にあるのは私のせい
なんで怒鳴っているの教えて 泣かないでって涙拭いて
思ってることのすれ違いで束縛なんてしないで
すねるけどやっぱり褒められたくて目を見て私の名を呼んで
追いかける四六時中 膝で眠る 夢を見る
日が落ちてまた朝が来る 待ち続けてるよあなたのキス
外には時に敵もいるからさ 私がいつも味方でなきゃ
傍にいて守ってあげなくちゃ あなたは本当に弱いから

君がいなくなったらって
考えたら涙が止まらないよ
首をかしげて不思議そうに見て
黙って私の涙拭いている
すやすや眠る君が可愛くて
ちょっかいかけて邪魔してごめんね
君のわがままも潤んだ瞳に見つめられるとゆるせちゃうよ

限られた時の中で
君に何回愛してると言えるだろう
純粋な笑顔に永遠を願った
To my...LALA...

「LALALA feat.若旦那(湘南乃風)から引用
作詞 Miliyah・若旦那
作曲 Miliyah・若旦那

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騙されたのかなぁ ... [徒然]

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昨日と同じ天候。
空は薄い灰色。気温は高め。
午前中に姿を見せた富士山は今はもういない。
朝の道路情報によると高速道路はどこも渋滞。
とくに、関越道は9時には30キロの大渋滞。
よってどこにも行かず、我が家でウダウダする。

昼過ぎに宅急便が届く。
雑な梱包の小さな小包。
どうやら中国かららしい。
黄色いテープでグルグル巻きのそれをカッターを使い開封した。
先月注文した車中泊用の空気マットだったのだが、備品のほとんどが不足。
ケッと!舌打ちしながら、アマゾンのカスタマー係へ連絡した。
担当者は申し訳なさそうに対応したが、返品の場合、
費用がこちら持ちになる恐れがあるという。
「えっ!詐欺ですか!」と思わず叫んだ。
「とりあえず、アマゾンサイドで連絡をとりますので、48時間お待ちください」。
所詮、ビニールマットだから騙されたと思えば簡単なのだが、あまりに酷すぎる。
随分とアマゾンを利用しているが、こんなことは初めてだった。
言いたくはないが、アマゾンのいい加減さと中国業者の詐欺的行為に
腹が立って仕方がない。
勉強代だとなかば諦めてはいるのだが、クレジット決済だったから、
そちらが心配だ。

月曜日は年に1回の検診がある。
胃カメラを飲む。
明日の日曜日はどうしようかな。
近くの山を登るか、止めにしようか。
駅前に七五三の男の子が歩いている。
荒ぶった気分が少しだけ解れた。

「今日の歌」
生きることの全てを
背負いながら坂道を辿る
それぞれの抱く
自分だけの峠を目指す
いつか叶う筈の世界へ
雲を抜けて
君の夢に手が届く
君は空になる
らららら.....

「空になる」から引用
作詞 さだまさし
作曲 さだまさし
歌唱 さだまさし


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靴 ... [徒然]

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薄曇りの西の空がオレンジ色に染まりだした。
今日も暖かい一日だった。
ニュースが各地の紅葉を知らせる。
コロナも激減で、行楽地は以前に戻っているようだ。
海外からの入国も解禁するらしいが心配だ。
まず、国内解除を優先し、様子を見るのが妥当ではないか。
国外は入出を年内一杯、禁止にして欲しい。

11月に入り、各地の林道が閉鎖される。
凍結や降雪そして落石等の対策のためだが、行こうと考えていた大弛峠への
林道も先月末から閉鎖の知らせ。
塩山駅からのバスツアーも終了。

ガレ場の走り下りが頻繁だったのかトレランシューズが壊れかけている。
気に入っていた「HOKAONEONE」。随分と無茶したことを詫びる。
数年前より2千m越の山もトレランシューズで熟している。
もう重い重装靴は履けなくなりそうだ。
とにかく軽いし歩きやすい。
ちょっとした重量を背負ってもなんら不都合はない。
テント、シェラフ、調理器具を詰め込んでも腰にも足にも悪影響が出ない。
ただし、縦走となると馴れというか技術が必要だ。
足首を痛める場合が多い。
足首が固定されていないため挫いてしまう。
自分の場合、高山縦走のお供はいつもLAWAだった。
頑丈で歩きやすく他のブランドには目が向かない。
ところがトレランシューズに切り替えてから登場する機会が全くなくなった。
折角、ソールを張り替えたのにもかかわらずだ。

今、気になっている靴がある。
and wandertoとsalomonがコラボした靴で、ジッパー付きの一体型ゲイターだ。
しかし、ちょっと高額だ。
登山靴に比べれば寿命も大幅に短い。ソールの張り替えなど不可能でもある。
しかし、試し履きしたところ履きやすいし歩きやすい。
トレランシューズよりもソールも強そう。
普段履きしてもおかしくないスニーカーだ。
どうしたものか ...

「今日の歌」
つめたい風の街で ぼくは君と会った
生きてることを 空の広さを
ぼくは君と共にしった
二人の世界があるから
だから明日にかけるんだ
二人の世界があるから
だから明日にかけるんだ

夜の闇の中でも ぼくは君が見える
声をかき消す 風の中でも
ぼくは君の声を聞く

「二人の世界」から引用
作詞 山田太一
作曲 木下忠司
歌唱 あおい輝彦




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穂高の男 ... [徒然]

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今日は一段と暖かい。いや暑かった。
この時期、いつもこんな風だったかな。
すっかり、祭日であることを忘れていた。
丹沢にでも出掛けりゃ良かった。

昨晩観た「穂高を愛した男・宮田八郎」がやけに心に残ってしまった。
映像の美しさも然る事乍ら、人としての素晴らしさに魅了された。
「何故、人は山を登る」。
登らなければ怪我もしない。死にもしない。
それでも人は山を登る。
登り切った先には感動がある。達成感がある。
そして何よりも明日が見える。人生が見える。
非日常の頂に立ったとき、ただただ心が解放される。
たったそれだけのために自分は山を登る。
宮田さんの本職は「穂高岳山荘」の小屋番だ。
世界中の高山を登り、クライミングする専門登山家ではなかった。
思えば我々と同じ登山愛好家の一人だった。
人を愛し救い。自然を愛し守り。
妻と子供を愛し友を慈しみ。

穂高は厳しい。
体力も技術も準備も別格の山だ。
軽い気持ちで登ったなら間違いなくしっぺ返しを食らう。
それでも登った人なら分かる。その雄大さと己の誇りを。
もう自分の場合は穂高の縦走は無理だろう。
体力、気力に自信が持てない。
万一のことになれば、多くの人に迷惑を掛けることになる。
願わくばあと10歳で良いから逆戻りがしたい。

「今日の歌」
山が生命と 笑ったあいつ
山をいちばん 愛したあいつ
雪の穂高よ 答えておくれ
俺にひとこと 教えておくれ
なんで吹雪に あいつは消えた

重いザイルを かついだあいつ
銀のピッケル 振ってたあいつ
山をこの俺 うらみはせぬが
あんないい奴 どこにもいない
なんで吹雪に あいつは消えた

「雪山に消えたあいつ」から引用
作詞 沢の井千江児
作曲 上條たけし
歌唱 ダークダックス


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葉っぱ ... [徒然]

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ベランダのブルーベリーの葉が色を付けてきた。
秋も深みを増してきたのだろう。
今日も穏やかな陽差しで日中は半袖でも過ごせそうだ。

立憲民主党の幹部が入れ替わる。
代わり映えのしないベテラン達の口角泡を飛ばす何でも反対には辟易している。
世代を若返させなければ参院選も期待が出来ない。

人間関係や社会に不満があるからと他人を傷つける。電車に火を点ける。
いやはや恐ろしい時代になったものだ。
不満の捌け口が殺傷沙汰とは人として情けない。
疑心暗鬼で公共交通を利用できなくなる。

空気マットが未着。
中国からだから税関だ何だと時間が掛かる。
そろそろ高山は雪の便りが。
タイヤは春に交換したオール・シーズン。
でも、凍結したら役には立たない。
早く来い来い 空気マット。

こんな人がいた。羨ましい。
ちょっと、信じられないほど。
https://yamahack.com/2572
年齢が違いすぎるのに、意気消沈する馬鹿自分。
でも、装備は何となく似ているのが救い。
目標とするには遠すぎるなあ。

「今日の歌」
風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
くやし涙を流しながらあたし たぬきうどんを食べている
おまえは丼に顔つっこんでおまえは丼に顔つっこんで
駄洒落話にせっせと咲かせる

風はのれんをばたばたなかせて ラジオは知ったかぶりの大相撲中継

「蕎麦屋」から引用
作詞 中島みゆき
作曲 中島みゆき
歌唱 中島みゆき

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大山で怒鳴った ... [自然]

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穏やかな秋の一日。
昼頃まで上着の要らない温かさだった。
こんな日が続いてくれたらありがたい。

衆議院議員選挙が終わった。
予想の割には、自民党の大勝だった。
出口調査の不正確さを露呈した。
ただし、ベテラン議員の中には、落ちるべくして滑り落ちた人もいる。
いつも通りの低調な投票率。
それでも、意識の高い地域があったということだろう。
自民党に拘わらず立憲民主党もそろそろ顔を変えるときだろう。
共産党との連携が敗因と決めることは簡単だ。
でも、それだけではないだろう。
枝野さん、蓮舫さん、福山さん...
飽きられている。思想が揺らいでいる。
多くの人々が感じていることじゃないか。
ともあれ大勢に変化はないと言うことだ。

1年以上ぶりで電車とバスで大山をトレッキングしてきた。
秦野駅前バス停は思いの外空いていた。
苦手なヤビツ峠までの山道も座っていたので気分は楽だった。
いつも通り表尾根と大山に登山者が分かれる。
一服しながら朝食代わりのコッペパンをかじる。
静かになったところで出発した。
階段を上りきるとなんと真新しいレストハウスが建っていた。
1年もご無沙汰のヤビツ峠。
僅かな期間とは云え、時間の経過がやけに身に染みこんだ。
しかし、大抵の場合、この峠は出発地になる。
大山の場合は下社へ下るし、表尾根はバカ尾根に向かう。
下りも戻りも人は少ないと考えるが、商売になるのかなと余計な心配をした。

トレラン姿の若者グループに追いついた。
若いだけにみんな早足だ。
つられるままに急登をつめる。
登り切ったところで、彼らは服装の立て直し。
もともと薄着の自分は挨拶をして通り過ぎた。
そのうち追いつかれるだろう。
しかし昨日の脚はいたって快調だった。
息が荒くなっても脚だけは動く。
歩きながらカルピスソーダ・グレープフルーツ味を喉に注いだ。
この日はいつものコーラではなくこれにした。最近のお気に入りだ。
45分で下社との分岐に到着する。
さっきの若者達は姿を見せない。
勝った!自己顕示の塊!
今にも雨が降りそうな空模様。当然、富士山など望むべくもない。
表尾根の稜線を見ながら数分の立ち休み。
山頂直下のガレ場も順調にクリアした。
途中コーラの空き缶を拾い上げた。
観光地でもある大山ではちょくちょくこれがある。
「大山山頂茶屋」の親父さんに空き缶を渡した。
うるさいことは言いたかないが、町であろうが山であろうがポイ捨てをするな。

山頂に到着する。コースタイムは1時間を切っていた。
山頂は思いの外空いていた。
北に目をやるが筑波山もスカイツリーも雲の中だった。
15分の休憩で下山。
いつもどおり走り下りる。
親子か姉弟か。ずっと後に付いてくる。
登山者とのすれ違いに足を止めた。
するとその脇を二人が追い抜いてゆく。
狭いガレ場だ。
ぶつかれば怪我人が出る。
思わず「ルールを守れと」怒鳴ってしまった。
折角の快調気分が途端に薄れた。
有ってないような原則「自転車にはヘルメット」。
山のルールも同じだ。やれやれだ。

「今日の歌」
今は 苦しくて
それでもなぜ 生きようと
こらえようと するのだろう
明日を信じて しまうんだろう
咲いては枯れて 朽ちてく花も
忘れたころに いつか実をつけるよ
時は 止まらない
まぶしい夢も かなしみも
めぐりめぐる 車輪にのせて
全部 昨日にかえてゆく

「車輪」
作詞 覚和歌子
作曲 三木たかし
歌唱 クミコwith井上芳雄





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