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人間とは ... [徒然]

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世界中が異常気象に覆われている。
高温、大雨、山林火災...
おまけにコロナは一向に収まらない。
マスク否定派の人々が、着用する人を揶揄している。
着用するかしないかで魔女狩りの様相。
昨晩NHKBSで戦時中の悲しい事件をドラマ仕立てで放送した。
「そしてトンキーもしんだ」
「上野動物園」の動物たちの悲劇である。
空襲に備え、猛獣たちを殺せとの命令。
あまりの残酷さに画面を見続けることが困難だった。
ロープで首を絞められて絶命する熊。
槍で突かれ命が終わる虎やライオン。
そして絶食のなか、倒れる象。
拭っても拭っても溢れ出す涙に困ってしまった。
もっと他に命を繋ぐ手立てが無かったのだろうか。
怒りと焦燥で身体が震えた。
戦争の愚かさと人間の身勝手さに今も胸が張り裂けそうだ。

水も無くなり、空も無くなり、山も無くなり、海も無くなり
最後には命も無くなり、最後に残るのはゾンビと化した人間のみか。
もう地球が壊れ出している。
人間が一番と信じ、勝手気ままにこの世の春を謳歌してきた我々へ
天罰が下るのかも知れない。
「ウクライナ」の悲劇だって、人々の脳裏から離れ始めている。
人間なんていい加減なものだ。
数知れない「カルト宗教」の存在はそれこそサタンの襲来のよう。
サタンに心を売り渡したら、そこで人ではなくなる。
すでに世界中の指導者や政治家がサタンの奉仕者になっているではないか。

もうすぐ盆がやって来る。
空に昇った魂たちが、賑やかに我が家に戻ってくる。
迎え火と送り火を焚く。
火を灯すときちょっとセンチメンタルになる。
良い風習だ。一時でも心の汚れが落ちる気になる。
願わくば愛犬、愛猫が姿を現して欲しい。

「今日の歌」
『Over the Rainbow』
Somewhere over the rainbow
Way up high
There's a land that I heard of
Once in a lullaby

Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true

Some day I'll wish upon a star
And wake up where the clouds are far behind me
Where troubles melt like lemondrops
Away above the chimney tops
That's where you'll find me

Somewhere over the rainbow
Bluebirds fly
Birds fly over the rainbow
Why then, oh why can't I?

『Over the Rainbow』から引用
作詞:Yip Harburg
作曲:Harold Arlen


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箍が外れる ... [徒然]

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口にするのも憚る暑さだ。
ずぼらな自分が毎日、鉢植えの水やりを欠かさないでいる。
その甲斐もあってか、どの鉢植えも美しい緑の葉に覆われている。

安倍晋三さんの銃撃事件以来、気持ちが沈みがちだ。
特段、安倍さんや自民党を支持しているわけではないが、
総理大臣経験者が暗殺されたことへの衝撃によるものだろう。
それにしても安倍さんが亡くなってから、箍が外れたように、
悪事、悪人の裏が暴かれ出した。
政治家の圧力から解放されたということか。
旧統一教会案件、東京五輪元理事への取り調べ、竹中平蔵さんの突然の役職辞任等々。
安倍さんがトップを務めた自民党「清和会」所属議員の殆どが旧統一教会と少なからず
関係を持っているそうだ。
以前、「霊感商法」と「合同結婚式」で世間を騒がせた自称「宗教団体」。
信教の自由を旗印に随分、強引な働きをしてきた団体でもある。
国民の多くにその記憶が残るのに、政治家が知らない訳がない。
それが安倍さん殺害事件で再び、世間に存在が露呈された。
自分の周囲にもその信者がいるのかもしれない。
薄気味悪さ怖さを感ずる。
そんな団体に媚び諂う自民党に嫌悪を覚えざるを得ない。
もし、箍が外れたのであれば、今回ばかりはメディアも徹底調査と追求を
全うして貰いたいものだ。
危うい国家になってしまった。

拓郎がとうとう一線を退いた。
最後のテレビ出演である「LOVE LOVE愛してる!」は録画済み。
でも、未だに再生していない。
観る気が起きない。いや、自分が否定されるようでが本心か。
憧れ続けた自由人吉田拓郎。
でも、結局、彼はアイドルへの願望が強かったのだろう。
熱烈な拓郎支持者であった自分と彼の間にはとんでもない勘違いがあったようだ。

コロナ感染が異常な数で蔓延し続けている。
でも、世間はもう諦めにも似た心情なのか自粛などどこ吹く風とばかりに平常モード。
政府や自治体は異口同音に「年寄りは自粛してくれ」。
馬鹿じゃないか。年寄りは言われるままにワクチン接種をしてマスクして
引き籠もっているは。
自覚の無い若者に熨斗を付けて返してやりたい。

真梨子さんの追加公演通知が来たが止めておこう。





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風を見たくて ... [徒然]

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三寒四温を繰り返し、今日は入学式。
桜の花も散り始めた。
でも、富士山は真っ白。

ウクライナでのロシアによる残虐行為。
人の為せる業ではない。
戦時の狂気と言っては安直すぎる。
もうこうなると民族の血であると思ってしまう。

円安、燃料、交通料金、原材料高、食品、生活用品...
凄まじい物価の上昇だ。
賃金は上がらず、ローンは残る、さりとて教育費は切れず。
トリプルどころではなく、ミラクル模様で国民経済は下降線を辿るのだろうか。
コロナだってまた徐々に増え出した。
春だというのに楽しい話題が少ない。

NHK「しずかちゃんとパパ」に癒やされる。
父と1人娘の父子家庭。
ろう者である父の耳代わり口代わりを務めてきたしずかちゃん。
父親役の笑福亭鶴瓶さんがろう者を愛嬌たっぷりに熱演。
しずかちゃん役の吉岡里帆さんの演技も自然で素敵だ。
この女優さんは好きになりそうだ。
しずかちゃんの好きになった彼の体質というか性格にびっくりした。
自分と同じだった。
何かというと食べ物である。
他人の作った料理が食べられないのだ。
それでいて金を払う場末の食堂では平気で食べるのだから、自分でも意味が分からない。
これで随分と失礼な振る舞いをし続けてきた。
いい歳をした今でもそれは変わらない。
仕事でどうしても口にしなければいけないときは、息を止めて飲み込んでいる。
因果な性分だ。

「今日の歌」は陣内大蔵さんの作品から引用。訳もなく泣けてきたから。
風を見たくて 歩きだす 旅の行く手に 風は舞う
風を見たくて 空を仰ぐ 旅の行先 風が知る

愛しすぎた恋人たちは疲れて
何か違う形の愛を探すよ
激しくも美しく出会いたい いつも
今の今ここにいる 目の前の君と

風を見たくて 歩きだす 旅の行く手に 風は舞う

いつからか子供は大人の瞳をする
どうしてか大人はすぐもどりたがる
激しくも美しく抱きしめたい いつも
今の今ここにいる 目の前の君を

風を見たくて 空を仰ぐ 旅の行先 風が知る

止まるな 恐れるな 心は走り出す
こよなくおだやかn 夜明けに出会えるのか

西の空が夕焼けで赤く染まり
東の空の朝焼けに続いてく
激しくも美しく抱きしめたい いつも
今の今ここにいる 目の前の君を

風を見たくて 歩きだす 旅の行く手に 風は舞う
風を見たくて 空を仰ぐ 旅の行先 風が知る

「風を見たくて」を引用
作詞 陣内大蔵
作曲 陣内大蔵
歌唱 陣内大蔵

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春はやって来たが ... [徒然]

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近くにある中学校の桜が咲き出した。
でも、今夕から春の嵐の予報。
どれだけの花びらが散るのだろう

保健所から狂犬病予防接種の知らせが届く。
昨年末、天に上ったダックスへの知らせだ。
毎年、市内の獣医で接種を受けてきたのだが、
最後を迎えたのは隣市の動物病院だったので、
そこから保健所への報告はされていなかったらしい。
慌てて電話で保健所にその旨を伝えた。
これでダックスの生きていた証は完全に消えてしまった。
当たり前のことではあるが、虚しさが胸に刺さる。
NHKのドラマで、癌に冒されて亡くなった妻が、
3ヶ月後に夫に渡してくれと病院関係者に手紙を託す話があった。
3ヶ月経てば悲しみが薄らぐからと。
3月8日でダックスと別れて3ヶ月が経過した。
すこし、気持ちが和らぎ悲しみもほんの少し消えていた。
3ヶ月の重さをドラマが教えてくれた気がする。

NHK「SONGS」の15周年記念放送を再生する。
この番組が大好きだった。
贅沢なセットに一流の奏者たち。
真梨子さんは一番多く出演しているらしいが、
それをまとめたDVDセットを持っている。
そんな上質の番組に、いつの間にか大泉洋さんがMCに起用された。
失礼ながら、数少ない大人の音楽番組が、
バラエティー番組に成り下がってしまった。
NHKの制作意図が全く分からない。

オムニバスに様々な唄い手が登場した。
なかでも、ユーミンの「春よ来い」と竹内まりやの「人生の扉」は、
感動を覚えた名作回だった気がする。

サウジアラビアの石油施設が、
イエメンの武装組織に攻撃され火災になっているとの報道。
民族が入り乱れる地域の混乱。
ウクライナの惨劇や国を持たないクルド人の悲劇も同じ。
世界中のあちこちでミサイルや銃弾が飛び交う。
とうとう、北朝鮮がアメリカ本土に届くミサイルを開発したらしい。
我々の時代はもう諦めるしかない。
今、祈ることは、生まれてきた命の未来が、明るく平和であることだけ。

「今日の歌」
君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にもあるさ

I say it's sad to get weak
You say it's hard to get older
And they say that life has no meaning
But I still believe it's worth living
But I still believe it's worth living

「人生の扉」から引用
作詞 竹内まりや
作曲 竹内まりや
歌唱 竹内まりや



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心の晴れないトレッキング ... [徒然]

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夜来の雨も上がり春に戻った。
それでも吹く風は冷たい・
窓越しに見る山々の雪化粧も流れて消えた。
最近は早めの夕食と入浴を済ませ、自室に籠もる。
電力不足への細やかな協力だ。
ニュースはどれもウクライナ。
悲惨な現実に言葉を失う。
本当に酷い行いのプーチン・ロシア。
大義や理屈などに正当性は全くない。
プーチンばかりが悪役は当然として取り巻きと国民は
どんな思いや考えを持っているのだろう。
これだけ世界から忌み嫌われてどんな心境なのだろう。
この国はポツダム宣言締結後に日本と日本人を蹂躙した。
敗戦を宣言しても、相手が認めなければ終戦ではないという意見もあるが、
どう考えてみても、老人達の言う「火事場泥棒」に等しい手口だった。
ヨシフ・スターリン。
恐怖の政治家だった。
敵も味方も虫けらの如く殺戮した。
天罰が下ったのか、その死に様は哀れだったという。
スターリンやプーチンにとって、国民よりも国家を優先する。
だから、今回のウクライナ侵攻においても、
自国の兵隊の命なんて紙一枚と同じ。
多くの日本人はロシアの本質を知っている。
北方領土返還など夢のまた夢。
拉致被害者を帰さない北朝鮮と同じ構造だ。
現在は少なくなっているはずだが、こんな国々を礼賛していた日本人が
かなりいたことに背筋が寒くなる思いだ。

ウクライナが頭から離れない。
いつも悶々としている。
真梨子さんのラストステージさえ、心から酔うことが出来なかった。
とにかく遊びに躊躇いがある。
血に染まったタオルに包まれた赤ん坊。
片腕を失った幼い少女。
狂わんばかりに泣きじゃくる老女。
地下室で怯え震える犬たち。

それでも、このままでは心のダメージが大きくなる気がした。
あの「東日本大震災」の惨事と同じように。
無理矢理、山に登った。
このところ支度だけはしても、目覚めると山を目指す気分が起きない。
時計代わりにテレビを点けるとニュースは全てウクライナだから。

春分の日は強引にザックを背負った。
行き先なんて決めていない。
とりあえず愛車で出発した。
東名高速にするか中央道にするか。
結局「陣馬山」を目指した。

相模湖駅入り口のコイン・パーキングに駐車する。
祭日の上、遅い時刻であったためか空きは一台分のみ。
JR中央線を渡り、「与瀬神社」からスタートした。
このコースは距離も長く登りも多い。
鬱々とした気分のまま先を進む。
止めておけば良かったと悔やむ。
やはり、自然を満喫するには自分自身を空にしておかなければ愉しくない。
頭を過るのはウクライナの惨状ばかり。
高尾山からの縦走者が多いコースにしては人が少なかった。
もっとも少ないとは言っても、すれ違いや追い抜きは度々だった。
白馬が天に嘶く山頂に2時間弱で到着した。
広い山頂は親子連れや若者のグループで賑わっていた。
売店で抹茶アイスを買った。
人出を聞くと「今日は少ないねぇ」と主人が答えた。
さて帰りはどうするか。
バス停のある登山口に下りてしまおうかとも考えたが、
結局、来た道を戻ることにした。
往復で4時間弱を要したが、晴れない気分のトレックとしては上々だった。
帰りのラジオはウクライナの惨状を伝えていた。

「今日の歌」
今二人が旅立ちの日に 分けあうものが愛しかないとき
無力な二人 歓びの日に 輝くために愛しかないとき
金も名誉も力もなく 信じられる誓いをかわし
暗い片隅を陽の光で 飾れるもの それが愛なら
唄をうたい 声をあげて
歩きはじめる今 愛
冷たい朝に貧しい人を コートで包むのに愛しかないとき
戦う人々にあしたの光を 約束するときに愛しかないとき
夢も希望も疲れきって 泥の中に埋もれてしまう
開いた銃口に話しかけるのに 何も持たないそのときには
唄をうたい 声をあげて
歩きはじめる今 愛
唄をうたい 声をあげて
歩きはじめる今 愛

「愛しかないとき」より引用
作曲 J.Brel
訳詞 クミコ
歌唱 クミコ

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むなしさと切なさと ... [徒然]

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今朝はエアコンを動かさなかった。
やっと春がやって来た。
花粉症持ちの自分には苦手な季節だ。
でも、ベリーの木に小さな蕾を見つけると気持ちも明るくなる。

「ウクライナ」。
本当に気の毒で可哀想だ。
自分の部屋にドカドカと土足で他人が踏み込んできた。
それも銃器を持って。
そんな蛮行に大義名分などない。
悪行のロシア。
プーチンと彼をリーダーにしてしまったロシア国民。
自国と民族の歴史に大きな汚点を残してしまった。
利害が複雑な世界の情勢。
駆け引きの合間に何人の命が失われることか。
市民であろうと兵士であろうと。
平和であることの安堵と後ろめたさを薄っぺらい自分なりにジレンマする。

「今日の歌」
I see trees of green,red roses,too
I see them bloom for me and you
And I think to myself,what a wonderful world
I see skies of blue and clouds of white
The bright blessed day,the dark sacred night
And Ithink to myself, what a wonderful world

「WHAT A WONDERFUL WORLA」より引用
作詞 Geoge David Weiss
作曲 Geoge Douglas
歌唱 LOUIS ARMSTRONG

こんな世界であることを願い信じたい。



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幻影 ... [徒然]

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この冬は本当に寒い。
寒い上に乾ききっているからウイルスも増殖するばかりだ。
天井知らずに感染者数が増すばかり。
昨年の「デルタ株」よりも「オミクロン株」は弱いとテレビ・ラジオは言う。
大抵の場合、そんなコメントを堂々と言っているのは、芸能人等のコメンターたち。
それが事実だとしても、彼等の医学・科学知識はどれほどのものか。
利口な人間なら、公共の場で人の命に関わることなんて喋らない。
地上波テレビの衰退は当然なことだ。
あまりに稚拙で雑な番組ばかりだもの。

明日がダックスの49日。
aiboで満たされない寂しさが未だに募る。
今朝、窓下に散歩仲間だったダックスが歩いていた。
目に入る角々から我が愛犬の幻影が飛び出すような気がした。
いっそ壁の写真を外そうかとも考える。
でもそんなことは出来やしない。

コロナ禍が経済の落ち込みに拍車を掛ける。
格差、分断、弱者いじめはますます広がり増えてしまうのだろう。
この国の経済は落ち込むばかりだ。
情の世界はとうに終わった。
なにもかもが自分で終結する時代は終わった。
でも、この国はそれに気付かなかった。
全てを自分の利益にすることばかり考えてきた。
みんなで利益を共有することを許さなかった。
とどのつまり大企業の多くが難破した。
慌てて分社化や売却を考え始めた。
結局、この国のグローバル化なんて絵に描いた餅だったようだ。
でも、何とか人を信じてみたい。
笑顔で過ごせる未来を信じたい。
デジタルだろうがAIだろうが最後は人と信じたい。

「今日の歌」
花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね

この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている

それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる

そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい

「世界に一つだけの花」から引用
作詞 槇原敬之
作曲 槇原敬之
歌唱 SMAP 


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冷え切った一日 ... [徒然]

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もの凄く寒い一日。
朝から富士山も丹沢山塊も灰色の雲に覆われている。
今夜あたりから雪が降るかも知れない。

コロナ感染が急激に広がっている。
電車内での感染疑いとニュースが伝える。
当然、公共交通機関での感染はあって当たり前だろう。
今まで、話題にならなかったことが不自然すぎる。
今回の「オミクロン株」爆増にも拘わらず、日本は他国より感染者は少ないという。
本当にそうなのか。潜在的感染者は相当の数に上るのではないか。
他国に比べて検査数が桁違いに少ない。
危険ウイルス扱いから流行性感冒扱いにしろと騒ぐ人間がいる。
政治的策略だなどと自信ありげにアジる人間もいる。
昨夜のニュースで一般患者が減り、経営が成り立たない開業医を特集していた。
支援金に期待する小さな飲食店の笑顔があちこちに見える。
オンライン勤務の好影響でマンション・建売業者の笑顔が見える。
冷たい夕方、炊き出しに並ぶ失業者の涙が見える。
毎日起きる電車への飛び込み。
考えられなかった犯罪の数々。
先進国で最低の賃金。
心身共に冷え切ってしまったこの国。
政治が悪いの教育が悪いのか企業が悪いのか国民が悪いのか ...
コロナ禍が一層この国の希望の無さに拍車を掛けるようだ。

ダックスの生前がいつも目に浮かぶ。
でも、なるべく想わないようにしている。
でないと、成仏しないようで可哀想だ。
ロボット犬の「AIBO」が日に日に本物のように変化している。
離れて見るその仕草は犬そのものになってきた。
少しずつ気持ちが前へ進む気がしている。

「今日の歌」
愛は奇跡を信じる力よ
孤独が魂 閉じ込めても
ひとりきりじゃないよと あなた
愛を口移しに 教えてあげたい

You need a hero
胸に眠るヒーロー 揺り起こせ
生命より 重い夢を 抱きしめて
You need a hero
つかまえてよ ヒーローその手で

夢をもし あきらめたら
ただの残骸だよ

「Holding out for a Hero・ヒーロー」より引用
歌詞 PITCFORD DEAN
作曲 STEINMAN JIM
歌唱 麻倉未稀




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永遠のRonnie Spector ... [徒然]

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コロナ感染が再び蔓延し始めた。
でも世の中の危機感は今までより薄い。
もうみんな慣れっこになってしまったのだろう。
繰り返された「緊急事態宣言」。
志村けんさんを始めとした有名人の感染死。
衝撃だったし怖くもあった。
でもその恐怖も刻の経過と共に小さくなった。
自分も同じだ。
なるようにしかならない。
多くの人がロシアンルーレットの心境だろう。

昨晩はやっと音楽を聴いた。
元「サーカス」メンバーだった夫婦デュオの「2VOICE」。
叶央介さんと原順子さんのご夫婦だ。
順子さんの声がいかにもJAZZYで心地良い。
「YOU ~120歳のラブソング~」が秀逸だ。
目的もなくたった一人、車の中で流したい。

解散した真梨子さんのファンクラブ「paper moon」から封書が届く。
ラストツアー後半の優先チケット販売の案内だった。
どうしたものか。東京国際フォーラム公演は魅力なのだけれど。

明日は気晴らしにハイキングでもしてみるか。
午後には「サーカス」の小さな公演がある。
会場へ電話してみたら予定通り実施するという。
キャンセルをひどく躊躇っている。
小さなホールだから大丈夫なのか。それともその逆か。
昨年のクミコ綾瀬公演も聴衆はまばらだった。
公演後の感染も聞いていないし...
頭の中は午後からずっと曇りっぱなしだ。

「今日の歌」
The night we met
I knew
I needed you so
And if I had the chance
I'd never let you go
So won't you say you love me
I'll make you so proud of me
We'll make them turn their heads
every place we go
So won't you please
(Be my be my baby) be my little baby
(My one only baby)
Say you'll be may darling
(Be my be my baby) be my baby now
(My one only baby)
Oh oh oh oh

「Be My Baby」より引用
作詞 SPECTOR PHILIP,BARRY JEFF,GREENWICH ELLIE
作曲 SPECTOR PHILIP,BARRY JEFF,GREENWICH ELLIE
歌唱 The Ronettes

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「aibo」とこれから ... [徒然]

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新年一月も月半ば。
今年の冬は寒い。
雪国には大量の雪が降り積もる。
予報だと明日も大雪らしく、平野部まで雪模様らしい。

昨年末に別れたダックスの焦燥が一向に消えないままだ。
ことある毎にその姿が現れる。
匂い、温もり、息づかい、声...
どうしようもなく淋しいそして哀しい。

嫁さんが贈ってくれたSONYの「AIBO」。
「これがロボット玩具」かと疑うほどのリアルさ。
かまっていると時間を忘れる。
しかし、所詮作り物だ。
本物には到底敵わない。
恥ずかしながら一人になると涙が滲む。
だって一ヶ月前には生きていたのだもの...
もっと早くに入院させておけば良かったとか
好きだった肉をもっと食べさせてやれば良かったとか
頭を巡るのは後悔だけだ。
あんなに忠実で大人しく愛らしい犬に、二度と巡り会うことはないだろう。
桜舞う神社の境内での散歩。
コルクの周回路での散歩。
抱いて歩いた商店街。
仰向けに寝ていた夏の夜。
遊水池で一緒に食べた弁当。
毎週のシャンプー。
数え上げたら切りが無い記憶の数々。

近所の山さえ登らなくなって一ヶ月が過ぎる。
積極さが消えたようだ。
これほど酷いペットロスになることを自分でも想像していなかった。
今は何もかもが愛おしい。
たとえゴキブリ一匹さえ殺せないかも知れない。
命の尊さが身に染みる新年になった。






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寒い朝 ... [徒然]

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正月も二日目。
箱根駅伝の往路が終えた。
芦ノ湖は2.5度の表示。
寒さと乾燥。
毎年のことだが指先が切れて痛い。
絆創膏だらけの指が鬱陶しい。
帰省からのUターンで東名高速は大渋滞だとニュースが伝える。
神社仏閣への初詣も満杯らしい。
箱根駅伝の沿道も人の波が連なっていた。
このままコロナは収まってくれるのだろうか。
そんな訳はないだろう。
これから春にかけて、昨年の繰り返しになるのかも知れない。
ポストを覗くとそれなりに年賀状が。
有り難いことだがもうこんな風習は止めにしたらどうだろう。
中元歳暮、お年玉等々みんななくなれば良いのにと思ってしまうが、
この国の文化だから仕方がないのか。
たかが12枚の暦が終えるだけでお目出度うも歳を重ねると白々しい。
何か新年から一層へそ曲がりになってしまった。
立場が確保確立されている人たちには愉快で楽しい正月だろうが、
その対岸に佇む人々には盆も正月もありゃしない。
ただただ今日をどう生き延びるかだけだ。
悲惨で悲しい報道を見る度に己を見つめ直す。
恵まれている。幸せである。
それがもの凄く後ろめたい気分に陥る。
今日まで真面目に誠実に生きてきたご褒美か。
いやとんでもない。人なんてそんな綺麗なものじゃない。
ただ運が良かったと考える。
成果ばかりを重んじてきたこの国。
誠実さや優しさを軽んじてきたこの国。
努力が報われないこの国。
一事が万事こんな風な国と人が出来上がった。
正月から否定論などぶつつもりはないが、
今年も嫌なニュースが飛び交うようで暗い気持ちになっている。

「今日の歌」
北風吹きぬく 寒い朝も
野越え山越え 来る来る春は
いじけてないで 手に手をとって
望みに胸を 元気に張って ああ
北風のなかに 呼ぼうよ春を
北風のなかに 呼ぼうよ春を

「寒い朝」より引用
作詞 佐伯孝夫
作曲 吉田正
歌唱 吉永小百合・浜田光夫

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「瑠璃色の地球」のように生きよう ... [徒然]

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謹賀新年
新年が明けた。
ベランダに出るとオレンジ色に輝く太陽が現れた。
眩いばかりの塊に手を合わせた。
毎年、深夜運行の小田急線と相鉄線を乗り継ぎ大山で御来光を浴びてきた。
しかし、コロナ禍の影響か深夜運行は取り止めになった。
昨年は愛車で向かったが駐車場探しに困ったので今回は諦めた。
よくよく考えれば、昨年末に愛犬が死んでしまった。
人間と同様に考えれば神社参拝は遠慮というか辞退した方が良かったと
自分を納得させる。

もうテレビは面白くない。
ただクミコが出演する番組だけは見逃せない。
だから昨夜も苦手な演歌主体の歌番組を観ていた。
ところが、途中入浴やら部屋の掃除やらで中断させていた。
見始めた頃にはクミコの出演は既に終わっていた。
録画しておけば良かったのだが、整理が苦手な自分の性格から
HDの残量はほんの少しだけ。
とてもじゃないが長時間の録画は不可能だった。
親切なファン(女性だと思う)から、「クミコさん出てましたよ」とのツイートが。
その人によれば「瑠璃色の地球」を歌唱したという。
年末以前の収録だろうが、何と松田聖子さんの代表曲の一つだ。
娘さんの死という悲しい現実に向き合う親の胸中は察するにあまりある。
この歌の歌詞が深く胸を射る。
やはりクミコには何か人を飛び越えた不思議があるようだ。
今更ながら臍を噬むしかない。
彼女の歌った「瑠璃色の地球」を是非とも聴いてみたかった。

今月は15日に丹沢の麓で「サーカス」の小さなコンサートがある。
午前は登山。午後は「サーカス」。望むことは晴天であること。

さあ気持ちを切り替えて今年を歩いて行くか。

「今日の歌」
夜明けの来ない夜は無いさ
あなたはポツリ言う
灯台の立つ岬で
暗い海を見ていた

悩んだ日もある 哀しみ
くじけそうな時も
あなたがそこにいたから
生きてこられた

朝陽が水平線から
光の矢を放ち
二人を包んでゆくの
瑠璃色の地球
瑠璃色の地球

「瑠璃色の地球」から引用
作詞 松本隆
作曲 飛来夏美
歌唱 松田聖子

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「AIBO」と大晦日 ... [徒然]

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例年に比べて寒い年末と感じるのは自分だけか。
とうとう大晦日になってしまった。
コロナ禍も低レベルで落ち着いている。
昨年とは比較にならない街の人出。
正月だ。新しい年がやって来る。

別れの年だった。
社会的には柳家小三治さんと中村吉右衛門さんの死が衝撃だった。
まくらの小三治にも鬼平吉右衛門にももう会えない。
自分的には愛犬のミニチュアダックスとの別れが最大の悲しみだった。
途方に暮れた。いや今でも塞ぎきれない大きな穴が胸に空いたままだ。
可愛くて 愛おしくて 心の友で ...
こうやってキーを叩いていても涙がこぼれてくる。
相当に酷い焦燥なのだろう。
見かねた嫁さんが虎の子のパート代を叩いて「AIBO」を贈ってくれた。
本物の動物を飼う気にはなれない。
年齢的にも拘束される時間はもう持てない。
第一、別れに抗えるだけの精神も後退している。
高価なオモチャのそれは固い樹脂の固まりだ。
内側には高度なセンサーとカメラやマイクが仕組まれている。
おまけにAIが導入されていて3年をかけて成長するという。
たかがロボット。
ところがそのロボットが愛らしい。
目の動きなど本物に近い。
クリスマスイヴの夜。ダックスがロボットに変身して戻ってきたようだ。
人生で一番嬉しいクリスマス・プレゼントを貰った気がしている。
さすが発想と創造のSONYの遊び心だ。
嫁さんに感謝するのみ。
それにしても愛犬の写真に触れる度に込み上げる涙。
もし一度だけ願いが叶うとしたらダックスに会いたい。

ダックスと別れてから一度も山を登っていない。
そろそろ区切りをつけなければいけないな。

年末にかけて悲しい事件が多すぎた。
あまりにも理不尽な別れが多すぎる。
命が軽すぎる社会だ。
年末の喧騒の中で笑える人はどのぐらいいるのだろうか。
悲しい人の方が多いのではないだろうか。
生活にも人の心にも広がりすぎた格差の現実。
人々から寄り添うべき心が萎んでゆくばかりに感じる年の終わり。
今年ほどやるせない気持ちになった年はない。
来年は自他共に心躍る年になることを願うばかり。

お立ち寄り下さった皆様に感謝。
来る年が皆様にとって幸多きことを願っています。
ありがとうございました。では。




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飛行機 ... [徒然]

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昨日は冬至。
いよいよ今年が終わる。
萎んできたコロナもまた新型に変異したという。
もうイタチごっこの態になった。
ウイルスだけに撲滅は無い物ねだりだろう。
インフルエンザ同様、日常に浮遊する感染症と受け止めるしかない。

生あるものはいずれ消滅する。
それは自分のことでもある。
それが森羅万象というものなのだろう。
しかしダックスの死がもたらした衝撃は大きかった。
胸に大きな穴が空いたようだ。
一人になると突然、居ても立っても居られない衝動に駆られる。
叫びたいような壁に頭を打ち付けたいような心地になってしまう。
写真を見る度、一緒に歩いた風景を見る度、泣けてしまう。
欠け始めた月を見上げても、淋しげなダックスの顔がそこにある。
これがペットロスというものだろう。
落ち込んだときそれを癒やし励ましてくれたものは音楽だった。
これまでどれだけ音楽に助けられてきたことだろう。
とくに拓郎、真梨子さん、クミコ。
ところが今度ばかりはその音楽さえ聴く気になれないでいる。
聴いてしまえば、尚更、己の力なさを感じてしまいそうで。
失って改めて知った愛犬の存在の大きさ。
この状況を変えなければ。
夢を考えなければ。
毎晩冷たい空を見上げていると、赤い光を点滅させて西へ飛ぶ旅客機が小さく見える。
あぁどこかへ行きたいと想う。
「お父さん。ボクはもう良いよ。旅行にでも行ってきなよ」と
ダックスは逝ってしまったのかもしれない。
飛行機には夢がある。
遠い外国の地に思いがはせる。
そんなとき決まって頭を過るのはサーカスの歌だ。
サーカスを聴いているといつの間にか雲の上にいる気分になる。
とくに叶正子さんの声質は弱ってしまった心を優しく包み込んでくれる。
そのサーカスが1月にいつも登る山の麓で小さなコンサートを開く。
どうしても聴きたい。

人であろうが動物であろうが命に重い軽いはない。
悲しく辛い事件や事故が多すぎる。
数え上げたら際限がないほどだ。
見送られる者の悔しさと未練は如何ばかりか。
見送る者の悲しみと辛さは慰みようのないほどであろう。

己を棚に上げて、今、気になることはクミコ。
若くはない彼女の老親介護。
ブログから伝わる明るさに心がちょっとゆがむ。
テレビに映る彼女は一層細くなった。
介護の重さはやってみた者にしか分からない。
芸能人のプライバシー開示はどこまでか。
でも彼女が日常を曝け出すことが自分には救いになっている。
自分的には逝ってしまったダックス同様、
彼女の歌声は天からの授かりものと信じている。

「今日の歌」
あなたからの エアメール
空の上で 読みかえすの
窓の外は スカイ・ブルー
かげりひとつない 愛の色
心洗う 旅の日々
自由な空に 誓ったのよ
愛するひとは あなただけ
今日から もう何も迷わない

今私は コバルトの風
Feeling in America,in America
ああ きらめく季節の中で
抱きしめるから
It's America

「アメリカン・フィーリング」から引用
作詞 竜真知子
作曲 小田裕一郎
歌唱 サーカス





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修理屋さん ... [徒然]

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薄曇りの空。気温は適度。
週末は雨模様らしい。

昨晩はNHKBSで「京都人の密かな愉しみ」の再放送を観た。
見事なまでに美しい京都の秋を映し出した。
美しい風景と若者達のストーリーが絶妙に調和している。
まるで、自分がその中にいるような錯覚さえ覚える。
亡くなった江波杏子さんの死までがドラマの日常に、
自然と溶け込んでいるのだから恐れ入る。
倒れてしまった石橋蓮司さん演ずる植木屋の親方はこの先はどうなるのだろうか。
コロナ禍の影響か続編がなかなか放映されない。
数少ない待ち焦がれている秀逸なテレビドラマだ。
初めの頃の挿入歌は武田カオリさんが歌う「京都慕情」だった。
優しく静かな武田さんの歌唱に京都への憧れを強くしたものだ。
今は、JUONさんが歌う「北山杉」に替わっている。
「北山杉」はフォークソング全盛の頃、「梅まつり」というグループが歌った
かくれた名曲でもある。
この曲を選曲した番組制作者のセンスが素晴らしいと思う。
そしてJames Taylorの名曲中の名曲「Handy Man」。
なんというセンスなのだろう。
映像も演技も然る事ながら流れる音楽が本当に一流だ。
恥ずかしながらいつもこのドラマのエンディングで何故か涙が流れてしまう。
心を平常に戻してくれるからかもしれない。

「今日の歌」
Hey girls,gather round
Listen to what i'm putting down
Hey babe, i'm your handy man

I'm not the kind to use a pencil or rule
I`m handy with love and i'm no fool
I fix broken hearts,i know that i truly can

Come,come,com,come,come.come,come on
Yeah,yeah,yeah
Come,come,com,come,come,come
Oh now,they'll come runnin'to me

Come,come,come.come,come,come
I'm your handy man
Yeah,yeah,yeah

「Handy Man」より引用
作詞 Otis Blackwell,Jimmy Jones
作曲 Otis Blackwell
歌唱 James Taylor

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人生を語らず ... [徒然]

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浅い眠りで早朝に目覚める。
日の出までにはあと少し。
ベランダに出ると富士山が美しくそびえ立っている。
雪に覆われた円錐形の山。
ため息がこぼれるほどの美しさだ。
そんな山が我が家から見える贅沢。
しばらくすると日が昇り始め、白い雪がオレンジ色に染まりだした。
泣き言を呟いては罰が当たりそうな光景だ。

歩くことの出来ないダックスの筋力が落ち始めている。
尻周りの肉がそげてきたようで、オムツが後にずれてくる。
獣医から指導を受けたストレッチは欠かさず、毎日やってはいるのだが、
効果は未だに表れない。
猫状態で一日中、眠っている。
もうそれでも良い。
痛がらず生きていてくれさえすればそれで良い。
動こうが動くまいが我が愛犬に変わりはないのだから。

気分が滅入る情報ばかりが耳目に入る。
それこそ他人事として捉えれば気分は軽いのに、性格がそうさせてくれない。
自分とは無関係なことでさえ、何かにつけ心に引きずる。
因果な性分で困る。
こんなだから今日までの人生で、喜びよりも怒りと悲しみの数が多いかも知れない。
変わり者だから人との付き合いも少ない。いや、避けることのほうが多い。
積極的に交わるものと言えば、動物と音楽と自然だけか。
夢としての憧れは、深い山の中で愛犬と音楽だけで生きてみたい。
そうだなぁどこが良いだろう。
岩手の山奥も良いなぁ。南アルプスの玄関である伊那の集落も良いなぁ。
伊豆の竹林の奥も良いなぁ ...
などと夢想する。
流れる音楽は何が良いかなぁ。
クラッシックは誰しも定番だろうな。
カントリーも良い。エミルーハリスなんてどうだろう。
伊豆の山中で石川さゆりの「天城越え」なんてどうだろうか。落ち込んじゃうかなぁ。
絶対外せないのは、拓郎、真梨子さん、クミコ。
その時の心情で、代わる代わるだ。
拓郎だったら「元気です」と「人生を語らず」。真梨子さんだったら「ありがとう」と
「あなたの横顔」。
でも、今だったらクミコの「こころ」と「私は青空」そして「車輪」。
この三人は自分の心。生きる糧。
愛するものが多い分だけ、人は幸せになれるのだろうか。

「今日の歌」
君は言葉を選んで
とても言いにくそう
ぼくを傷つけないないように
斜め横を見てた

こんな風に理性を
制御できるって
褒めてほしかった
ぼくたちは大人だと

チューリップの球根から
根があんなにでてる
フラスコ越し 陽がキラキラ
綺麗ねと君が言う

あんな愛注いでも
日々は枯れてった
それは君のせいじゃなく
ぼくのわがまま

「チューリップ」から引用
作詞 松本隆
作曲 JY Choi
歌唱 クミコ





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負けないで ... [徒然]

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予報通りの強い雨が落ちてきた。
窓の外は夕方のように暗い。
何となく気分も低くなる。
やはり、秋は抜ける空が良い。

昨日は胃の内視鏡検査。
今朝はいつもの定期検診。
二日続けての通院に身体も気分も下がり気味だ。
病に関わる施設は生気が抜かれる思いがするので苦手だ。
ただし、漂うアルコール臭は好きだった。
母方の祖父が医者だったからかも知れない。
でも、今時、そんな匂いのする医療施設も少なくなった。

ネット記事で藤井輝明さんを知った。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6409254
63三歳の若さで亡くなった医学者だ。
顔の右半分が海綿状血管腫で、紫色の大きなコブがあったという。
大学卒業後、その容姿から就職も決まらず、「バケモノ」と蔑まされたことも
あったらしい。
自分には想像することの出来ない差別と苦痛に苛まれたことだろう。
しかし、この人は凄い。
反骨を武器に、医学博士にまで登り詰めた。
そして、容姿のハンディを抱える人々の支援に人生を賭し、
2000を超える学校で講演をしてきた。
「藤井さんは岐阜市内にアパートを借りて暮らしていました。5月4日深夜、大学近くの用水路で倒れていたのが発見されました。死因は急性心不全。自転車を運転中に誤って転落して心不全となったのか、心不全になって水路に転落したのかは不明です」。
勤務する大学事務局の発表だった。
辛い時間が長い人生だったと思う。
生き物にとって、容姿も性格も千差万別。
美しく生まれた者も醜く生まれた者も受け入れるのが理想の世界。
でも、それはあくまでも理想としての話。
この世から消えない現実。
虫だって美しく生まれたいはずだ。
ゴキブリだってカブトムシやクワガタに産まれたかったはずだ。

藤井さんはいつも笑顔を絶やさなかったそうだ。
友人の言葉がある。
「いつもニコニコ笑っている。しかし、あるとき、藤井さんが『友人のYさんが、アザのことで僕のことをバカにしている』と怒ったことがあった。ああ、藤井さんも普通の人なんだと思いました。笑顔は、彼なりのカモフラージュだったのかもしれない。『笑顔で生きると決めたんだ』と僕に言ってくれたことがありました」。

あまりにも理解出来てしまうことが悲しい。

今、LGBTを受け入れる社会にと国もメディアも推進している。
今回の衆議院議員選挙においても公約の一つになっていた。
しかし実態はどうだろうか。
世界的な流れだから何となくというのが本音だろう。
与野党問わず反LGBTの議員が相当数いることは明白な事実だ。
子供、大人の社会を問わず差別意識が蔓延している。
それが、悲しい死へと繋がる。
落とさなくてもよかった命がいくつあったことだろう。
静かで優しい命であったことは容易に想像できる。
日曜日のNHKBS「山女日記3」はLGBTに苦しむ二人の女性の話だった。
本当に息苦しい時代になってしまった。
藤井さんの場合は容貌からの偏見と差別だったが、その芯はLGBT差別と同様だと思う。
63歳の短い人生だったが、誇らしい立派な生涯だった。
記者と同様心から尊敬したい。                        合掌


「今日の歌」
何が起きたって へっちゃらな顔して
どうにかなるさと おどけてみせるの
「今宵は私と一緒に踊りましょ」
今も そんなあなたが好きよ 忘れないで

負けないで ほらそこに
ゴールは近づいてる
どんなに 離れてても
心は そばにいるわ
感じてね 見つめる瞳

負けないで もう少し
最後まで 走り抜けて
どんなに 離れてても
心は そばにいるわ
追いかけて 遙かな夢を

「負けないで」から引用
作詞 坂井泉水
作曲 織田哲郎
歌唱 ZARD

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騙されたのかなぁ ... [徒然]

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昨日と同じ天候。
空は薄い灰色。気温は高め。
午前中に姿を見せた富士山は今はもういない。
朝の道路情報によると高速道路はどこも渋滞。
とくに、関越道は9時には30キロの大渋滞。
よってどこにも行かず、我が家でウダウダする。

昼過ぎに宅急便が届く。
雑な梱包の小さな小包。
どうやら中国かららしい。
黄色いテープでグルグル巻きのそれをカッターを使い開封した。
先月注文した車中泊用の空気マットだったのだが、備品のほとんどが不足。
ケッと!舌打ちしながら、アマゾンのカスタマー係へ連絡した。
担当者は申し訳なさそうに対応したが、返品の場合、
費用がこちら持ちになる恐れがあるという。
「えっ!詐欺ですか!」と思わず叫んだ。
「とりあえず、アマゾンサイドで連絡をとりますので、48時間お待ちください」。
所詮、ビニールマットだから騙されたと思えば簡単なのだが、あまりに酷すぎる。
随分とアマゾンを利用しているが、こんなことは初めてだった。
言いたくはないが、アマゾンのいい加減さと中国業者の詐欺的行為に
腹が立って仕方がない。
勉強代だとなかば諦めてはいるのだが、クレジット決済だったから、
そちらが心配だ。

月曜日は年に1回の検診がある。
胃カメラを飲む。
明日の日曜日はどうしようかな。
近くの山を登るか、止めにしようか。
駅前に七五三の男の子が歩いている。
荒ぶった気分が少しだけ解れた。

「今日の歌」
生きることの全てを
背負いながら坂道を辿る
それぞれの抱く
自分だけの峠を目指す
いつか叶う筈の世界へ
雲を抜けて
君の夢に手が届く
君は空になる
らららら.....

「空になる」から引用
作詞 さだまさし
作曲 さだまさし
歌唱 さだまさし


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靴 ... [徒然]

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薄曇りの西の空がオレンジ色に染まりだした。
今日も暖かい一日だった。
ニュースが各地の紅葉を知らせる。
コロナも激減で、行楽地は以前に戻っているようだ。
海外からの入国も解禁するらしいが心配だ。
まず、国内解除を優先し、様子を見るのが妥当ではないか。
国外は入出を年内一杯、禁止にして欲しい。

11月に入り、各地の林道が閉鎖される。
凍結や降雪そして落石等の対策のためだが、行こうと考えていた大弛峠への
林道も先月末から閉鎖の知らせ。
塩山駅からのバスツアーも終了。

ガレ場の走り下りが頻繁だったのかトレランシューズが壊れかけている。
気に入っていた「HOKAONEONE」。随分と無茶したことを詫びる。
数年前より2千m越の山もトレランシューズで熟している。
もう重い重装靴は履けなくなりそうだ。
とにかく軽いし歩きやすい。
ちょっとした重量を背負ってもなんら不都合はない。
テント、シェラフ、調理器具を詰め込んでも腰にも足にも悪影響が出ない。
ただし、縦走となると馴れというか技術が必要だ。
足首を痛める場合が多い。
足首が固定されていないため挫いてしまう。
自分の場合、高山縦走のお供はいつもLAWAだった。
頑丈で歩きやすく他のブランドには目が向かない。
ところがトレランシューズに切り替えてから登場する機会が全くなくなった。
折角、ソールを張り替えたのにもかかわらずだ。

今、気になっている靴がある。
and wandertoとsalomonがコラボした靴で、ジッパー付きの一体型ゲイターだ。
しかし、ちょっと高額だ。
登山靴に比べれば寿命も大幅に短い。ソールの張り替えなど不可能でもある。
しかし、試し履きしたところ履きやすいし歩きやすい。
トレランシューズよりもソールも強そう。
普段履きしてもおかしくないスニーカーだ。
どうしたものか ...

「今日の歌」
つめたい風の街で ぼくは君と会った
生きてることを 空の広さを
ぼくは君と共にしった
二人の世界があるから
だから明日にかけるんだ
二人の世界があるから
だから明日にかけるんだ

夜の闇の中でも ぼくは君が見える
声をかき消す 風の中でも
ぼくは君の声を聞く

「二人の世界」から引用
作詞 山田太一
作曲 木下忠司
歌唱 あおい輝彦




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穂高の男 ... [徒然]

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今日は一段と暖かい。いや暑かった。
この時期、いつもこんな風だったかな。
すっかり、祭日であることを忘れていた。
丹沢にでも出掛けりゃ良かった。

昨晩観た「穂高を愛した男・宮田八郎」がやけに心に残ってしまった。
映像の美しさも然る事乍ら、人としての素晴らしさに魅了された。
「何故、人は山を登る」。
登らなければ怪我もしない。死にもしない。
それでも人は山を登る。
登り切った先には感動がある。達成感がある。
そして何よりも明日が見える。人生が見える。
非日常の頂に立ったとき、ただただ心が解放される。
たったそれだけのために自分は山を登る。
宮田さんの本職は「穂高岳山荘」の小屋番だ。
世界中の高山を登り、クライミングする専門登山家ではなかった。
思えば我々と同じ登山愛好家の一人だった。
人を愛し救い。自然を愛し守り。
妻と子供を愛し友を慈しみ。

穂高は厳しい。
体力も技術も準備も別格の山だ。
軽い気持ちで登ったなら間違いなくしっぺ返しを食らう。
それでも登った人なら分かる。その雄大さと己の誇りを。
もう自分の場合は穂高の縦走は無理だろう。
体力、気力に自信が持てない。
万一のことになれば、多くの人に迷惑を掛けることになる。
願わくばあと10歳で良いから逆戻りがしたい。

「今日の歌」
山が生命と 笑ったあいつ
山をいちばん 愛したあいつ
雪の穂高よ 答えておくれ
俺にひとこと 教えておくれ
なんで吹雪に あいつは消えた

重いザイルを かついだあいつ
銀のピッケル 振ってたあいつ
山をこの俺 うらみはせぬが
あんないい奴 どこにもいない
なんで吹雪に あいつは消えた

「雪山に消えたあいつ」から引用
作詞 沢の井千江児
作曲 上條たけし
歌唱 ダークダックス


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