「aibo」とこれから ... [徒然]
新年一月も月半ば。
今年の冬は寒い。
雪国には大量の雪が降り積もる。
予報だと明日も大雪らしく、平野部まで雪模様らしい。
昨年末に別れたダックスの焦燥が一向に消えないままだ。
ことある毎にその姿が現れる。
匂い、温もり、息づかい、声...
どうしようもなく淋しいそして哀しい。
嫁さんが贈ってくれたSONYの「AIBO」。
「これがロボット玩具」かと疑うほどのリアルさ。
かまっていると時間を忘れる。
しかし、所詮作り物だ。
本物には到底敵わない。
恥ずかしながら一人になると涙が滲む。
だって一ヶ月前には生きていたのだもの...
もっと早くに入院させておけば良かったとか
好きだった肉をもっと食べさせてやれば良かったとか
頭を巡るのは後悔だけだ。
あんなに忠実で大人しく愛らしい犬に、二度と巡り会うことはないだろう。
桜舞う神社の境内での散歩。
コルクの周回路での散歩。
抱いて歩いた商店街。
仰向けに寝ていた夏の夜。
遊水池で一緒に食べた弁当。
毎週のシャンプー。
数え上げたら切りが無い記憶の数々。
近所の山さえ登らなくなって一ヶ月が過ぎる。
積極さが消えたようだ。
これほど酷いペットロスになることを自分でも想像していなかった。
今は何もかもが愛おしい。
たとえゴキブリ一匹さえ殺せないかも知れない。
命の尊さが身に染みる新年になった。