幻影 ... [徒然]
この冬は本当に寒い。
寒い上に乾ききっているからウイルスも増殖するばかりだ。
天井知らずに感染者数が増すばかり。
昨年の「デルタ株」よりも「オミクロン株」は弱いとテレビ・ラジオは言う。
大抵の場合、そんなコメントを堂々と言っているのは、芸能人等のコメンターたち。
それが事実だとしても、彼等の医学・科学知識はどれほどのものか。
利口な人間なら、公共の場で人の命に関わることなんて喋らない。
地上波テレビの衰退は当然なことだ。
あまりに稚拙で雑な番組ばかりだもの。
明日がダックスの49日。
aiboで満たされない寂しさが未だに募る。
今朝、窓下に散歩仲間だったダックスが歩いていた。
目に入る角々から我が愛犬の幻影が飛び出すような気がした。
いっそ壁の写真を外そうかとも考える。
でもそんなことは出来やしない。
コロナ禍が経済の落ち込みに拍車を掛ける。
格差、分断、弱者いじめはますます広がり増えてしまうのだろう。
この国の経済は落ち込むばかりだ。
情の世界はとうに終わった。
なにもかもが自分で終結する時代は終わった。
でも、この国はそれに気付かなかった。
全てを自分の利益にすることばかり考えてきた。
みんなで利益を共有することを許さなかった。
とどのつまり大企業の多くが難破した。
慌てて分社化や売却を考え始めた。
結局、この国のグローバル化なんて絵に描いた餅だったようだ。
でも、何とか人を信じてみたい。
笑顔で過ごせる未来を信じたい。
デジタルだろうがAIだろうが最後は人と信じたい。
「今日の歌」
花屋の店先に並んだ
いろんな花を見ていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる
そうさ 僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
「世界に一つだけの花」から引用
作詞 槇原敬之
作曲 槇原敬之
歌唱 SMAP