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「鍋割山」でうどんを食らう ... [自然]

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ずっと晴天が続く。
半ばには雨の予報だが、週末は晴れらしい。

先週末、愛車で東名高速を進んだ。
目的地は十里木高原。
越前岳を登ろうと決めていた。
何回も登ったがいつも山神社からの周回だった。
今回は富士山の写真を撮りたいと初めて十里木から登ることにしていた。
ところが、大井松田インター近くになると、渋滞が始まった。
カーナビが示す渋滞の長さは7キロと出ている。
高速道路の渋滞は、ずっと停車しているわけではないので我慢すればボチボチとは進む。
しかし、それも我慢できない性分だから困る。
短気を起こして大井松田で東名高速を降りてしまった。
どこへ行くか思案する。
246を左へ曲がれば「丹沢湖」。
すっかりご無沙汰の「檜洞」でも登ってみるか。
それともいつもの「寄」か。
結局右へ曲がり「寄」へ。
駐車場の混雑はなく、すんなりと愛車を停車する。
一服しながら左右を見渡した。
西側は「シダンゴ山」方面。
東側は「鍋割山」方面。
同じ低山でも鍋割山コースはかなりきつい。
毎週の登山で脚には自信がある。
結局きつい方を選択した。
斜度のある舗装された農道を上って行く。
数名の登山者が先行していた。
早い息を吐きながら、登山道入り口に到着した。
手の行き届いたお茶畑が美しい。
視線を下に向けると寄の家並みが箱庭のように綺麗だった。

獣除けの鉄扉を開き登山道を進む。
「櫟山」で先行者に追いついた。
休憩せずに先を進む。
次のピークの「栗ノ木洞」までは15分。
ここまでは良いのだが、ここから「後沢乗越」まで大きく下りが始まる。
帰りの登り返しを考えると気が消沈する。
「後沢乗越」から「鍋割山」山頂まで、これでもかとの登りの連続だ。
休まず進んだ報いがここで現れた。
前へ進む気分ではなくなった。
登りの入り口で、とうとうザックを下ろし休憩をとる。
腹も空いてきた。ここまで水と電気タバコ以外に口に入れたものがない。
10分ほどの休憩後、意を決して登り始める。
行けども行けども登りの連続だ。
「県民の森」からの登山者が数多く列を作る。
荒い息を吐きながら山頂に到着する。
山頂は先日の大山のような人の数だ。
腹が減った。
なんどもここまで歩いてきたが名物の「鍋焼きうどん」を食べたことがなかった。
注文客の列に並ぶ。
一杯1500円也のそれを注文した。
周辺を見渡すと多くの登山者がうどんをすすっている。
富士山の見える最良の草むらに腰を下ろし、鍋を手にした。
冷えた身体に熱いうどんが有り難い。
ただ、長ネギが半生で気持ちが悪くなった。
それもあって、用意してきたドリップコーヒーは止めにした。

さぁこれから来た道を戻る。
あの登り返しが始まるのかと考えると気分が落ち込むが進むしかない。
早足で下り始めるが、中年男性二人組がかなりの速度で横切って行く。
大したものだと感嘆した。
上には上があるものだ。
それでもイーブンペースで走り下った。
いよいよ登り返しに辿り着く。
先ほどの二人が上に見える。
這々の体でピークに到着する。
核心部はこれで終わりだ。
あとはいつもの通り、駐車場まで走れば良いだけだ。
時計の針は2時を指している。自分の見立てたタイムを一時間もオーバーしてしまった。
しばらく進むと、先行していた二人が休憩している。
「速いですね」と声を掛けると「おたくも相当に凄い」と褒められる。
もう少しで、林道だ。
これを横切れば、登山口までもう少し。
途中、先行の青年と話しながら走った。
駐車場に到着する。
バス利用の青年にコーヒーをご馳走した。
毎週、自分と同じように、山を登っていると言っていた。
さぁ帰ろう。時計は3時ちょっと前。
スマホで「ヤマップ」を参照するとピストンに要した時間は5時間30分。
予定より少しだけ超過したが、出来としては上々だった。
それにしても、速度違反の二人はとうとう下りてこなかった。

「今日の歌」
緑にぬれている山
紅く燃えてる山
白い眠りにつく山
いろんな色に
姿を変えて生命はめぐる
街から遠く
そんな風に見えた

いろんな顔を見せてよ
まだ見ぬ俺の
たやすく決めつけないさ
自分のことを
めぐる生命の音が聞こえる
そいつに乗れば
素敵なことだろう

「山辺に向いて」から引用
作詞 岡林信康
作曲 岡林信康
歌唱 岡林信康

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