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ダックスでガーンっ!... [家族]

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やっと春らしくなってきた
今月末には東京の桜も満開らしい

他人より第六感が強いらしく時々気味が悪くなることがある
まぁ誰しもその強弱はあるものの胸騒ぎが当たってしまうことはあるだろう
自分の場合その確立が高いようだ
人の死だとか企業の倒産だとか店の閉店だとかが結構高い確率で当たってしまう
だから嫁さんが気味悪がることが多い
だからといって宝くじが当たったなんてことは未だにないが ...
彼岸に入る直前寝室で不思議なことがあった
風も無いのにロールカーテンが大きく内側に動いた
ベッド横で寝ているはずのダックスが悪戯したのだろうと床に目を移すが
ちゃんと丸くなって眠っている
ガラス戸もロックされているしカーテンも元の位置に戻っている
慌ててカーテンの裏側を覗いたが何も無い
今までこんな現象を目にしたことはなかったのでちょっと体が冷たくなった気がした

彼岸の入り前日に墓掃除を済ます
新しい愛車をコイン洗車場に連れ出し何年かぶりに己の手で洗ってやった
夕刻に弱い雨が降り出した
何のための洗車だったのか ...

一昨日の深夜ダックスの後ろ足が動かなくなった
体に触れるとキャンと鳴いて痛がる
慌てて深夜診療の動物病院を探す
あった!江ノ島間近の片瀬にあった!
急いで身支度をしてダックスを運んだ
時計は既に1時を回っている
15分ほどで到着したが既に2頭の犬が順番を待っていた
1時間ほども待っただろうか
やっと名前が呼ばれ診察室に入る
取りあえずレントゲンを撮られた
そして待つこと20分
再び診察室に入りレントゲン写真を見せられる
7番目の背骨が白く濁っていた
あぁっ ...椎間板ヘルニアだ ...
ダックスフンドの宿命ともいえる怪我というのか病気である
取りあえず痛め止めの注射を三本打たれ帰宅する
翌朝一番で掛かり付けの獣医へ行った
「MRI検査を受けて手術になるかもしれませんね」
「当院ではその設備がないので病院を紹介します」
病院への地図をもらいそのまま車を走らせた
ダックスは嫁さんのカーディガンに顔を潜らせ横たわっている
薬のお陰か昨晩ほど痛がらないのが幸いだった
紹介された病院へカーナビを頼りに進む
横浜の戸塚区にあるその病院は人間の病院かとみまごうほど立派な建物だった
10数台は置ける駐車場は満杯状態で盛況な病院であることが推測できた
小一時間ほどで名前が呼ばれダックスを伴い診察室に入る
「取りあえずMRI 検査をしましょう」と獣医が言った
一時間ほどの検査が終了し再び診察室に入る
「間違いなく椎間板ヘルニアですね
重傷では無いが内科治療よりも手術を勧めます」
「私たちもそれを望みますのでお願いします」
「それでは全身麻酔が切れていないうちに手術しましょう
手術には1時間半ほどの時間を要します」
近くにあるファミレスで軽い昼食をとるために病院を出た
今にも雨が落ちてきそうな空模様だった

無事手術が終わりガラス戸越しにダックスがこちらを見ている
心細さそうに俺と嫁さんの顔を見ている
涙がこぼれそうになった
「無事に終わりました」と術後のMRI写真を指しながら医師の説明を受けた
「うちに帰ってからのリハビリは相当に大変です
痛みがなくなり足が自由になると犬は元気に走り回ります
それでつい買主もそれにつられてしまい再発の原因を起こしてしまうのです
できれば3週間ほど入院してこちらでリハビリをするのが一番です」
医師の言うのはもっともだ
「それでお願いします」と答える

あぁこれで良かった ...が一式の費用はガーンっ!だ
中古の軽自動車が買えてしまう金額で嫁さんの稼ぎの大半が消えてしまう ...
だが縁あって家族になったダックスだからしょうがない
ダックスが与えてくれる癒やしには代えられない
それにしても嫁さんの衝撃は大きかったようで帰宅する車内は沈黙の闇だった

あのカーテン騒動はこういうことだったのかなぁ ...
でもそんなこじつけをしてはダックスが可哀想だな



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