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美人と高尾山系を縦走する ... [自然]

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今日も雨降りの一日になるのだろうか。
本当に忌々しい梅雨だ。
何人の人の命と生活を奪えば気が済むのだろう
おまけにコロナ禍のぶり返しだ
一体どこの誰が神を欺く悪行をしたのだろうと考えてしまう。
喜びがあった
馳星周さんの傑作小説「少年と犬」が見事直木賞を受賞した
たしか、7回目にしての偉業だと思う。
この本は自分の宝物の一つになることだろう

ブログもずっとご無沙汰だった
Twitterも復活させたがどうも性に合わないのでまた止めた
メモ帳代わりのつぶやきをネットに晒すわけだから自己嫌悪してしまう

コロナだ豪雨だ地震だと目覚めの悪いことばかりが起きる
コロナなど仕事への影響も大きい
懐への影響が大きくて困る
あそこが悪いあいつが悪いなんて言ったって仕方が無い
ウイルスが相手じゃ喧嘩も出来ない
それなりの金銭補償をして感染元を閉じさせなきゃいけない
だけど無責任な小劇場や芸能プロダクションもあるから際限がなくなりそうだ
結局のところ収入源が絶えたらどの業種や職種だって同じことになる
兵庫県知事が「諸悪の根源は東京にある」って暴言を吐いたが今の状況を考えると
正直暴言にはならない気がする
日本だけではなくフランスだってドイツだって英国だってみんな気が緩んでいる
緩んでいると云うより恐怖を忘れてしまったってことだ
人間は勝手で忘却の生き物であることを実感した
こんなことを書いている自分だってもう自粛は嫌だと毎週末山を歩いている
お馬鹿なりに人の少ない天気の悪い日を選んでだ
金時山 大山 陣馬山と大抵雨の日を歩く
ほとんど人に出会さないから自然を独り占めだ
しかし先週末の高尾山系縦走は生憎曇り空だったためか多くのハイカーが押し寄せていた
相模湖駅近くに車を置き中央線で藤野駅に向かい後はバスで終点の和田を目指す
乗車時間は15分程度だから駅から歩いても小一時間だろう
車内は満員で座ることが出来なかったがヤビツ峠ほどの九十九折りもなかったので気分は穏やかだった
初めての行程だったので登山口が分からない
いつもの通り誰もいなくなってからの出発が失敗だった
あちこち案内口を探してやっと発見
無風で湿気に包まれた登山道を歩くのが辛い
とにかく暑い
それでもコースタイムより15分ほど短い時間で陣馬山山頂に到着する
売店で「ゆずシャーベット」を購入した
富士山が美しい夏姿を見せている
久しぶりの富士山を堪能し次の景信山に向かうが湿気と暑さは一向に変わらない
先行者の女性を抜くとそのまま彼女が追ってきて驚いた
早足の自分に付いてくる人は滅多に出会すことがないましてや女性である
後で尋ねると「早足の人を探していた」と答えた
なんでも今夏は標高の高い山を目指していて足を作っているらしい
そんな彼女と早足でアップダウンを繰り返す
お陰でコースタイムの半分で景信山に到着した
タオルで汗を拭い一服する
時節柄ベンチ一つを開けて互いに座った
進むことに夢中で彼女の顔など見ていない
汗が収まったところで話し始めてハッと驚く
20代後半と思われる美しい女性だった
低山ばかりだが相当の数登っているという
南北アルプスや秩父の山の話を始めると身を乗り出してきた
近々初めて尾瀬散策と至仏山を登るらしい
蛇紋岩の滑りやすさや尾瀬の自然を偉そうに説明した

汗が引いたところでゴールの小仏城山に出発する
また彼女も付いてくるという
二人で飛ばしまくりまた半分の時間で山頂に着いた
もっとも直下の木段で息が上がってしまった
彼女に引っ張って貰い疲れ切って登ったがこの日一番の汗をかいた
お礼にかき氷を奢る
お返しにと「爽健美茶」を頂いた
自分はこれが嫌いだが礼を言ってザックに入れた
高尾までかと問われたがこの山で下りなければ相模湖駅に置いてある車にたどり着けない
別れの言葉を交わし分岐で別れた
いつも通り下りを駆け下りたのだがバスの到着時間を10分ほどオーバーした
結局下山口から相模湖駅まで国道を3キロ歩く羽目になった
美人との山行に舞い上がった天罰か
暑さと疲れでヘロヘロになり愛車に辿り着いた
帰宅して汚れ物の整理をしていたら「爽健美茶って飲んでた?」と嫁さんの一言
あわてて「売店にこれしか残っていなかった」と慌てて誤魔化した
そうそう彼女はサックスも吹くそうだ
なんとも行動的な女性であった







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