今日も埃が ... [徒然]
今日も良い天気だ。
乾燥続きで、道路の埃がちっとも減らない。
長毛短足のダックスは少し歩いただけで埃まみれになるので困る。
毎度毎度ぬるま湯でそれを拭き取るのだが、ふやけた指が切れて痛い。
我が家から見る富士山は、夏姿に近くなってしまった。
麓では、水不足が心配されているらしい。
不吉な予兆の始まりじゃなければ良いがと思う。
昼飯にドトールでサンドイッチを買った。
ちょっと高いが、ドトールのパンは美味い。
注文し店内の奥を覗くと高齢者で満席だった。
近くにあった高齢者御用達の喫茶店が店終いしてから2年が経過する。
小さな田舎町だからそのほかにはカラオケ店しかない。
それにしたって、コロナ禍で営業はしていない。
だから、自然とドトールに足が向くのだろう。
市民センターには多くの習い事教室がある。
楽器演奏から料理教室まで豊富だ。
たまに、ダックスの散歩で立ち寄ると、利用者の自転車が多く駐輪している。
趣味を持つ高齢者は、それなりに充実しているのだろうが、
そうではない人にとっては、老後は辛いのじゃないだろうか。
コーヒーを飲みながら小一時間を過ごすであろう老人たちを見ていたら、
何だか身につまされてきた。
イベントの裏方さん達も苦境に喘いでいる。
倒れるところもますます多くなるだろう。
真梨子さんのツアーは結構大仕掛けだ。
いつもでかいコンテナトラックが数台止まっている。
設営スタッフの数だって半端でなく多い。
今、彼らはどうしているのだろう。
このままの状況が続いてしまったら、今年もツアーは全滅してしまう。
華奢な真梨子さんの背中は多くの生活を背負っている。
歌えない女王があまりに不憫だ。
NHKBSの「うたう旅」で小さなライブハウスの苦境を伝えた。
関係者は音楽が好きだから人が好きだからと頑張っていた。
でも、救済がなければ閉めざるを得ないのが現実だ。
気の毒すぎる。
このまま手をこまねいていれば文化が消滅してしまう。
でも、小さなライブハウスのことなど誰も気にとめない。
それどころか、コロナ感染源のレッテルが貼られる。
今の世の中は理不尽がまかり通る。
政治でも我々の生活でも。
眠れない夜が続く。
今夜は何を聴こうか。
そうだ8ビートが良いな。
空でも元気を出さなければ。