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夢を託して ... [徒然]

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指先が絆創膏だらけになった。
相変わらず、夜中に何度か目が覚める。
仕方がないので5時過ぎに起床した。
日の出には早すぎて、周囲は暗闇だ。
目の前のプラットホームだけが、白く浮き上がっていた。
指先のあちこちが痛い。
乾燥肌なので、毎冬同じことを繰り返すのだが、
今冬はそれにタオル絞りが加わった。
ダックスの散歩後はいつも使い捨てのウエットタオルで
足の裏と身体を軽く拭いていた。
歩行の乏しいダックスは散歩時にコルセットを着用している。
首から尻まで、すっぽりとはめる。
今では、自分からコルセットに跨がるが、随分と窮屈なことだろう。
だから、更に動きが悪くなるだろうと防寒着などを着せたことはなかった。
でも、この正月で13歳の老犬になり、
寒かろうと防寒着を着せて散歩に出ることにした。
防寒着と言ったって、温熱効果のある薄いシャツ状のものである。
それで分かったことがある。
帰宅すると胸から前足にかけて、シャツが埃で黒くなっているのだ。
だから一回の散歩毎にシャツを洗い、
身体の隅々まで、汚れを拭うことになってしまった。
その都度、お湯を使うので、両手の指がふやけてしまっている。
肌が弱く、長毛のダックスは乾燥時期に、いつも湿疹で痒がる。
以前は、獣医で薬を貰っていた。
ある日獣医からシャンプーの回数を増やしたらどうかと言われた。
ヘルニアを手術した頃だから7年前ぐらい前だ。
それから、週1回のシャンプーを欠かさないでいる。
湿疹の悩みは消えたのだが、今冬から散歩後の拭き上げが加わってしまった。
他者から見れば滑稽に映るだろうが、
飼育員と化した自分にはどうしても気になってしまう。
お陰で、絆創膏だらけの指先である。

遅い昼飯を食いながら、NHKBSのニュースを観た。
柴又の「川甚」が閉店するという。
映画「男はつらいよ」にも登場した老舗店で、
寅さんの妹「さくら」の結婚披露宴会場でもあった。
亡くなった親父が毎年、帝釈天を詣っていたので、
自分も何回かこの店で食事した記憶がある。
閉店の大きな理由は、やはりコロナだった。
全く、予約が入らないという。
映画で使用した宴会場はコロナ禍以降、使ったことがないと言っていた。
釧路の空に風船ランタンが浮き上がった。
コロナ禍の厳しい状況であっても未来に夢を託そうと町の有志が企画したという。
夢を託したランタンがフワフワと宙に浮いた。
ニュースが取り上げた乳がんを患った若い母親。
二人の息子と三人暮らしだと言っていた。
思い思いの願いを託したランタンを浮かばせる姿に涙が流れた。

コロナが多くの人の幸せと生活を奪った。いや今も奪っている。
悔しい。腹が立つ。目に見えるものなら叩き潰してやりたい。
歪んだ口から「給付金なんて出しませんよ!」と啖呵を切った麻生太郎さん!
あなたもコロナで苦しんでみたらいい!
多くの善良な人々が何故もこんなに苦しまなくてはならないのか。
命を落とさなければならないのか。
神様がいるとしたら言ってやりたい。
天罰を下す先が間違っていると...



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