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ミカン狩りはオマケ ...その3 [旅・ドライブ]

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明け方 寒さで目を覚ました
毛布を掛けて眠ったのだがそれでも寒かった
鼻がグシュグシュする 風邪を引いたのかも知れない
お陰でそのまま起きてしまった
午後は来客がある予定なので早起きしたついでに
このブログを書いた

亀石峠の料金所に到着した
ここからは一般道の坂道を宇佐美に向かって下りて行く
相当に荒れた路面と急カーブでハンドル操作に気を遣う
海岸まで下れば度々釣行している宇佐美港だ

15分も下っただろうか ”泰山園” の看板が見えてきた
広い駐車場には車が数台だけで閑散としている
売店にこの園のお嫁さんだろうか品の良い女性が待ち受けていた
余談だが伊豆山中に入ると無愛想な売店や食堂に出くわすことが多い
昔の伊豆の産業と云えば農業と林業が主の僻地だった
(もっとも温泉街や沿海部の漁業はそれなりに栄えていたであろうが)
だから経済にしたって町の豊かさなどと比べる術もなかったと思う
町からやって来る観光客の賑わいなどには
もしかして冷たい視線を向けていたのかも知れない
だからと云う訳では無いがそんな土地柄が現在にも
引き継がれているように感じてしまうのが伊豆(特に山中)の印象の一つである
ただし当然のことそれは自分に限ってのことだが ...
そんな思い込みのせいかミカン園の女性の笑顔が救いだった
入園料を支払い園内へと進む
一組の家族連れが賑やかにミカン談義をしていた
園内はそれ程の広さは無くもぎ取り客専用の畑と思われる
きっと市場用の畑はもっと上の方にあるのだろう
時期が早すぎて殆どのミカンはまだ濃い緑色で
なかなかもぎ取る玉が見つからない
それでも陽の当たる枝にはオレンジ色に染まったミカンが点々と生っている
一つ二つと皮をむき口に入れるとほんのりと甘い汁が滲み出るが
まだまだ早期の甘さだった
三つも口に放り込むともぅ腹が一杯になる
30分も園内にいただろうか
もぅいいやと言うことでミカン狩りを終了した
土産のミカンを二袋手にしてそそくさと先程の亀石峠に戻った
計器板のデジタル時計は13時を示していた

宇佐美大仁道を直進し修善寺道路経由で下田街道を下る
途中子供の頃から世話になっていた主治医が亡くなる直前まで
リハビリで入院していた病院前を通過した
月ヶ瀬にある ”慶友病院” で一回だけ見舞いに訪れたことがある
この病院は慶応病院の附属施設で温泉を使ったリハビリ治療で知られている

30分も走っただろうか
閉鎖されたオレンジ色の建物が見える
子供がまだ小さかった頃訪れたことのある ”天城いのしし村” の
寂しい姿だった
2008年に閉園したまま現在に至っているらしいが
記憶の中にあったものが朽ちて行くことに微かな哀愁を憶えた

更に進むと”浄蓮の滝” 駐車場が見えてきた
つい名曲「天城越え」が頭の中に流れてくる
演歌嫌いな自分でも吉岡治さんと石川さゆりだけは別である
そこをしばらく進むと目的地の ”昭和の森” が見えてきた
大きな駐車場に愛車を滑り込ます
後ろの石垣に注意を払いながらそっとエンジンを止めた
今度は十分な空間が石とバンパーの間に覗けた

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