東京へはもう何度も行きましたね。けど... [歌手]
今にも雨が落ちてきそうな一日だ。
NHK「エール」が終わってしまった。
最初から通してみた朝ドラは初めてだった。
音楽が主題だったせいかもしれないが、脚本が素晴らしかった気がする。
今日みたいな天気に終わったせいか余計に寂しい。
GoToEatを中止にするらしい。
旅行、観光、飲食と経済優先のキャンペーンを国が後押しした。
そりゃ経済が廻らなきゃ世の中も廻らないことは理解はする。
でも今回の騒動は世界的なウイルス汚染だ。
予防薬も治療薬も何にもない。
志村けんさんや岡江久美子さんもこれで亡くなった。
実際、明日は我が身だ。
地域によっては医療も崩壊寸前だという。
もうこうなると我々一人一人の自覚しかない。
どこへも行けないと言ったって、まだたったの半年じゃないか。
観光地や飲食店が立ち行かないからそれを助ける。
大きなジレンマだ。
でも、感染者が増え続ければ経済なんて言ってられない。
申し訳ないけど多くの経済犠牲者が出ることは仕方のないことだと思う。
そこを助けるのが国と自治体だろう。
とにかく、政策がチグハグで困る。
今日はクミコのコンサート公演日だ。
ずっと辛抱してきた彼女の歌を聴きたかった。
今だって、当日券なんてことが頭を過る。
でもやはり人混みが怖い。ましてや東京だもの...
なんとか無事の公演成功を祈るしかない。
じつのところ、好きな歌手ではあるけど、そうそう頻繁に聴いていたわけではなかった。
しかし、コロナ禍の鬱々とした日常にやたらと彼女の歌を聴く回数が増えている。
それはソースを限らずだ。
東日本大震災時に震災歌手などと誹謗中傷する輩もいた。
好き嫌いは誰だってある。当たり前のことだ。
でも、なぜ不幸の時、彼女が注目されるのだろう。
一度、生の舞台を観て欲しい 聴いて欲しい。
彼女より歌が上手く、技術も高い歌手は多くいる。
なのに何故、彼女に限っては、体中が熱を帯びかつ涙を流すのだろう。
専門の音楽教育など受けていない自分には分かるはずもない。
ただ、確かなことは彼女の精神が自分に伝わることだ。
松本隆さんの言葉をお借りすればそれが言霊ってことなのだろう。
心が弱ったとき 身体が弱ったとき。
どれほど彼女の歌に救われてきたことか...
だからこそ今聴きたい。でもそれが出来ない今の自分。
なんだか恋文みたいになっちゃったな。
でもクミコの歌と人格に恋してることに疑いはない。
2020年11月27日の金曜日。
クミコも聴衆もスタッフも無事の笑顔で幕を下ろしてほしい。
それにつけても行きたい。弱すぎる自分が恨めしい。